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シラユリ「うちらに来る仕事はタスクって言って、連絡用のスマホで連絡が来る。」
シラユリ「仕事は大きく2つあって、1つは表の活動。何でも手伝う、何でも屋」
シラユリ「2つ目が、裏の活動。いわゆるマフィア。たま〜に誘拐とかあるけど、大体暗殺」
シラユリ「だから、日時に指定があるものが多い。んで、ほとんどが夕方〜夜中」
イチイ「だから”夕方通勤”か…。」
シラユリ「まぁ、毎回同じ場所に行くわけじゃないから通勤とはちょっと違うけどね」
イチイ「それで、?」
シラユリ「基本的には日時と一緒に住所が送られてくる。」
シラユリ「大体、標的のアジトだね。稀にアジトを割り出すところからの時があるけど。」
イチイ「ぇ…」
シラユリ「そんときは頼って!その辺は得意分野だから!そのためのパートナーってもんよ」
イチイ「そんな事できるんだ…」
シラユリ「まぁ、その分収入はデカいから。2ヶ月は余裕で過ごせる」
イチイ「そんな大金なの」
シラユリ「まぁ、人の命奪ってるからね、、見つかれば速攻捕まるし」
イチイ「っ、」
シラユリ「見つからずに悪い奴らを償わせるために組織絡みでやってるわけだし」
イチイ「そっか、」
ピロンッ
イチイ「っ?!」
シラユリ「早速タスクかもよ」
イチイ「ぅ、うん、、」
不安と恐怖で飛び出そうな心臓を押し込んで
通知を確認する。
すると、シラユリの予想通り、
住所と顔写真が出てきた。
イチイ「これが…」
シラユリ「これがタスク。一緒に行こっか?」
イチイ「う、うん、お願い…」
シラユリ「ッ…じゃあ行こっか_ 」
イチイ「っ…うん…」
さっきまでテンション高いギャルだったシラユリは、
空気を鋭く切り裂くようなオーラを放っていた。
イチイ「地図だと…この辺だけど…」
シラユリ「…あれかな」
イチイ「え?」
シラユリの目線の先には、
一台の古臭い証明写真ボックスがあった。
どうやってあれに?
どうしてそう思った?
色々な疑問はあったけど、今はそんなことよりもタスクだ。
そう思ってシラユリのあとを続いた。
シラユリ「やっぱりね、」
イチイ「ボタン?」
シラユリ「これを、ポッチっとなっ」
イチイ「え、ちょっ?!」
🛗シュイ−ーーーーーン
イチイ「えっ?!」
シラユリ「大声出すとバレる」
イチイ「ぁ、ごめんなさい、」
シラユリ「ん、ついたね」
イチイ「っていうかナイフの使い方とかわかんない…」
シラユリ「あー…適当に振り回しときゃダイジョブ」
イチイ「えぇ…」
シラユリ「あ、強いて言うなら急所狙いな」
シラユリ「反撃されないためにも、相手に苦しい思いさせないためにも」
シラユリ「まぁ、そのうちそんな余裕なくなるけどね」
イチイ「…わかった」
××「っ?!お前ら何者だ!!🔫バンッ」
シラユリ「五月蝿い。🔫バンッバンッ」
××「ッッ… …」
シラユリ「ほら、移動するよ」
イチイ「ぁ、わかった、、」
やっぱり怖いな…
シラユリですら、、怖くなってきた、、、
シラユリ「イチイっっ!!🔫バンッ」
イチイ「ぇ、?」
××「ヴッ…っ ドサッ」
イチイ「えっ、、」
シラユリ「余所見してたら死ぬよ」
イチイ「うん、、」
だめだ、今は目の前のことだけ、
自分の命だけ考えよう…
このままじゃ明日まで生きれるかわかんない
イチイ「シラユリ、ありがと」
シラユリ「しっかりして。ほら、ナイフ出して」
イチイ「っ、うん」
シラユリ「いくよ」
イチイ「うん…!」
シラユリ「うちの視界内に居て」
イチイ「わかった」
シラユリ「🔫バンッバンッバンッ そっち行った!」
イチイ「うん、、! グサ…ッ」
××「ゔっ…」
イチイ「っ、、」
シラユリ「ほら、向こういくよ」
イチイ「うん、」
シラユリ「ここか…っ」
イチイ「ここにボスが、?」
シラユリ「多分ね」
シラユリ「🚪ガチャ」
××「貴様ら…!俺の部下達をよくも…!!」
シラユリ「五月蝿い。手間かけさせやがって…」
シラユリ「イチイ、トドメ刺す?」
イチイ「ぃゃ、ぃぃょ」
シラユリ「おっけ〜、、じゃ、さよなら」
××「まっ、待ってく…れ…」
シラユリ「🔫バンッ」
××「ゔ…ぁ…バタッ」
イチイ「っ…」
シラユリ「どう?」
イチイ「正直…気は乗らない…」
イチイ「けど、、ポピーに入ったからには守られてばっかじゃ嫌だ」
シラユリ「っ、そっか(笑)」
イチイ「ナイフと、、それ、銃の使い方、、教えてくれる?」
シラユリ「もちろん、っ(笑)」
【シラユリside】
シラユリ『オーナー、』
薔薇『どうだったかね?彼女は』
シラユリ『殺しに抵抗があるようでしたけど、なんでですか』
薔薇『…彼女、”普通の”求人と間違えて来たようだったんだよ』
シラユリ『は、?… …先言ってくださいよ』
シラユリ『ってゆーか、分かっててタスク入れたんですか』
シラユリ『”配置2年でも行かない”ようなアジトに』
薔薇『君が居ただろう?』
シラユリ『…無茶させすぎです』
シラユリ『イチイが下手な目にあったら”俺”、ポピー抜けますから』
薔薇『それは困るなぁ…?』
シラユリ『では失礼します』