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初ノベルです!読み切りです!
注意、ご本人様とは一切関係ございません。
グループは組んでない状態です。
カチッ
高校の時、初めてピアスを開けた
青「ないこ..最近ピアス増えてきたよな」
桃 「そう?」
青「痛くないん?」
桃 「別に..」
親が離婚したときの胸の痛みと比べれば全然だった
青「俺も開けてみよっかな~」
桃 「開けてあげるよ、ほらカチッって」
青「やるときは頼むよw」
青「ないこって傷つくとピアスあけるくせでもあるんか?」
桃「そうかもね」
青「しんどかったら言えよ」
桃「いつかね」
今でもまろはいいやつだったなと思う、最近はお互い忙しくて会えてないけど久しぶりに会いたいな..
赤「ないくん!見て見て!このピアスよくない?!」
桃「え~めっちゃいいじゃん!」
赤「オソロにしよ!だめ?」
桃「いいに決まってんじゃん!」
このころは良かったんだ
毎日りうらと楽しくはなして、一緒に過ごして、なのに
桃「あの、さ、りうら今日は早く帰ってこれそう?」
赤「んーわかんない」
ピロンッ
赤「あっ」
分かりやすく嬉しそうな顔をする
赤「もういかなきゃ、いってくる」
桃「行って、らっしゃい」
きっと俺の声は届かない
カチッ
桃「あいた、また新しいピアス買おうかな」
あにき誘って買いに行こっかな..
桃「ふふっ、誘おっと」
あにきは、大学で出会った大切な友人だから
桃「あ!あにき」
黒「ごめんな、遅れてしもおて」
桃「ううん、大丈夫だよ、こっちこそ急に呼んでごめんね」
黒「全然ええから、俺もピアスほしかったし、じゃ行こっか」
黒「そういや、最近りうらとはどうなん?」
ピクッ
桃「あ、え、りうら、えっと、」
黒「ない、こ?」
どうしよ..なんて言おう
青「あれ?ないこ?」
桃「まろ?!」
青「あ!やっぱないこか、久しぶりじゃん!」
黒「えっと..」
桃「高校時代の同級生のまろ」
黒「あ、こんにちは」
青「こんにちは」
「にしても、久しぶりだねぇ、元気にして、た、」
ジャラ
青「ないこ、ピアス増えたな」
桃「あっ、うん、可愛いでしょ」
まろにピアスを見せる
青「可愛いよ、でもさ、なんかあったん?」
黒「?」
あにきはきょとんとしているが俺は気づいた、気づいてしまった
桃「なん、で、俺幸せだよ?彼氏もいるし友達もいるし、今もこうやってお買い物しに行ってるし、」
青「っ、ごめんそうだよね。」
「じゃあね、ないこ今日はごめん、でもなんかあったら俺じゃなくてもいいから頼れよ?」
黒「ない、こ?さっきのは」
桃「ごめん、今日はお買い物やめとこ?」
黒「俺帰ったほうがええよな、じゃあ」
桃「待ってっ!あにきの家行きたい、相談、のってよ..」
黒「ええよ」
END
青視点(おまけ)
ないこと初めて会ったのは中学の入学式、主席でスピーチをした彼、その事もありないこの事は知っていた。自分のクラスに行き席につくととなりに
桃「えっと、猫宮くんだっけ?よろしくね」
ないこがいた
青「あっ、えっと、よろしく」
それからというものないことはよく話すようになった。堅苦しい感じの子かと思っていたが以外にアニメや漫画好きで話が合った。 おまけにテストではいつも競う良きライバルともなった。
中学を卒業するころにはすっかり大親友になっていた
もちろん高校も同じところに行った
でもある日
桃「母さんと父さんが頻繁に喧嘩するようになった」
ある日突然ないこがそんなことを言った、しかも一度じゃない
はじめは月1ほどだった相談、でも気づけば
2週間に一回
一週間に一回
2日に一回
最終的には毎日のように言っていた
桃「そろそろ離婚とかいい始めたよ笑」
状況は最悪だった
そしてとうとう
桃「まろ、親が離婚するって」
青「え..」
ないこは両親が離婚してからグレた。髪を染め、ピアスを開け、勉強もしなくなった
青「ないこ、大丈夫?最近ちゃんと休んでる?」
桃「なにが?俺は大丈夫だから」
そんなないこを見て、何も知らないクラスメイト達はないこから離れていった
俺にもないことは関わるな、といらない忠告をしてきた
それを知ってしまったないこは
桃「まろ、俺と関わらなくていいよ。俺といるとまろが嫌われちゃう」
青「何いってんの?俺はないこと居たいからいてるだけ。あいつらのことなんてほっとけばいいんだよ」
桃「でもっ!」
青「いいから!!」
桃「っ!」
青「ちょっ!ないこ?!」
ないこはトイレの鏡の前でピアスを開けていた
カチッ
青「ないこ..最近ピアス増えてきたよな」
桃「そう?」
青「痛くないん?」
桃「別に」
青「俺も開けてみよっかな~」
なんとなくないことおそろいになりたくて言った
桃「開けてやるよ、ほらカチッって」
青「やるときは頼むよ」
END