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二日後の朝、特産品ショップ Fortress の中。玲奈がシャッターを上げると、まばゆい太陽の光が差しこむ。


玲奈「うわあ。もう夏本番って感じになってきましたね」


智花「からっとするのはいいけど、暑くなるのは憂鬱だわ。あたしデブだから暑さには弱いのよね」


瑠美「なあ、みんな。これここの棚に飾ってみないか?」


店の入り口近くの棚の上に瑠美がチバラキVのフィギュアを並べ始める。


倫「ダメだよ。チバラキVの中の人があたしたちだってのは、一応秘密って設定になってんだからさ」


瑠美「ちぇっ、ダメか。あれ、一体足りないな。ピンクがないんだ。おい、沙羅」


沙羅「あ? どうかしたか?」


瑠美「あんた、自分のフィギュアどっかやったか?」


沙羅「ああ、近所のガキが欲しいって言ったからくれてやった」


倫「あらあら、せっかくの記念品なのに。えらくドライだねえ」


沙羅「自分がもらった物どうしようと勝手だろ。さ、それより仕事、仕事」


場面転換。

千原城市役所の前。ミコが乗り込んだ乗用車の脇で、中の二人の男女に近藤と山中が頭を下げる。


山中「それでは、よろしくお願いいたします」


車が走り出す。後部座席にミコと並んで座っている中年の女性。緊張した面持ちで大きなバッグを横に座っているミコ。


女性「ミコちゃん、大丈夫? これから行く所がミコちゃんの新しいお家よ。新しいお友達と一緒に暮らすの。やっぱり心細いわよね」


ミコ「ううん、大丈夫。これからはピンクがずっと一緒にいるから」


女性は首を傾げ運転席の高齢の男性に問いかける。


女性「ピンクって何かしら? 知ってます?」


男性「いや。絵本かアニメのキャラかな?」


女性「ねえ、ミコちゃん、ピンクって何?」


ミコ「んーとね」


ミコがバッグの中をごそごそと探り、何かを手に持って突き出す。


ミコ「これ!」


弾けるような無邪気な笑顔のミコ。明るい笑みに満ちた顔の前に、高々と握られているチバラキピンクのフィギュア。

ご当地戦隊チバラキV(ファイブ)

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