⚠︎注意⚠︎
・日(純愛)→→→→←←←←←←←←←←(鍾愛)米
・秋頃だと思ってください。
・段々おかしくなっていきます。
・『』←メール 「」←現実
アメリカさんとは3年間ずっと一緒に働いてきた。
所謂、友達。
でも私はそんなアメリカさんに恋愛感情を抱いている。
でもきっとアメリカさんは私のことを友達と思ってる。
はずだった。
急にメールで21時、近くの公園に呼び出され小走りで行ったら突然告白された。
ア「気持ち悪いなら振っていい。何も無理に付き合う必要ないからな笑」
日「…あの、私も…ずっと好きでした。」
つい下を向いてしまった。
叶うわけないと思っていたものが急に叶ってしまった。
つい涙腺がゆるむ。
これ以上にない、幸せ。
ア「本当…に?」
日「はい…」
ア「あっはは!」
恥ずかしくて下を向いていた私を満面の笑みで抱きしめてくれた。
ア「本当に?」
日「はい」
ア「本当に!?」
日「はい!」
ア「じゃあ俺たち恋人かぁ…絶対世界一幸せな恋人同士だ☆」
日「そうですね…泣」
今まで殺してきた好きの感情は無駄じゃなかった。
ア「あはは!泣くなよ笑」
日「すみませ゛ん…っ…っ」
ア「こんなことならさっさと言っておけばよかったな」
日「そぅれずね..っ.」
ア「一緒に、帰ろ」
小さく頷き手を繋いだ。
私とさりげなく歩幅を合わせて歩いてくれる。
ア「じゃあ、ばいばい。」
日「はい。また明日。 」
いつも感じる別れの寂しさが今日は数倍増していた。
考えれば考えるほどに顔が火照った。
少し小走りしながら家に帰る。
鞄を置いてお風呂を沸かした。
リビングに戻ってクッションを抱きしめて座り込む。
日「恋人ならでーと?とかするんですよね…?///」
日「い、一緒に出かけたり…ご飯食べたり…///誘って…みようかな…///」
携帯を手に取りメール画面を開く。
日『予定空いてる日いつですか?』
何度も打っては消してを繰り返しやっと送れた。
ア『いつでも合わせるよ。』
日「…///」
日『今週の休みとかどうですか?』
早すぎましたかね!?
ア『OK!どこ行く?』
咄嗟に検索サイトで
デート 楽しい 場所
と調べる。
映画館、家、遊園地、イルミネーション、水族館…
日『ありすぎて分からなくなりました。』
ア『じゃあ遊園地!』
ア『9時集合!』
日『了解しました!』
デート当日
日「全然眠れなかった…」
昨日楽しみで深夜まで準備をしていた。
お陰でこのざま。
時刻は7時。
多分もう寝ることは出来ない。
怠さが襲う中過度な期待で私の脳は埋め尽くされた。
今気づいた。
私はデート用の服なんて何一つ持っていない!
真面目に考えれば分かった。
ずっと年齢=恋人いない歴、童●を貫いてきたからだ。
私のクローゼットには仕事用のスーツとコートだけ。
デートに相応しいものなんてない。
悩みに悩んだ結果、アメリカさんに相談してみた。
日『私デート用の服持ってません…』
ア『だと思ったw』
日『気づいてたなら言ってくださいよ!』
ア『一緒買いに行こうぜ𓏸𓏸に集合で。』
日『いいんですか?』
ア『俺が選ぶから』
日『嫌な予感がします』
ア『任せとけ☆』
日『私はどの服で来ればいいのでしょうか』
ア『ちなみに何があるんだ?』
日『仕事用のスーツとコートです』
ア『それだけ?』
日『寝巻きはありますよ』
ア『寝巻きwwとりあえずスーツだろうなw』
日『了解しました!』
いつものスーツに手を通す。
朝ごはんも食べようとしたが案外時間ないことに気づき急いで出かける。
目的地に着くとそわそわしながら待っていた。
するとあなたはこっちを見ながらくすくす笑って近づいて来た。
ア「www」
日「何がそんなに可笑しいんですか!」
ア「だって子供みたいな大人がスーツでそわそわしながら立ってるんだぞwww」
嘲笑われたことに腹が立ったがそれ以上に普段見れないお洒落な格好をしているあなたが目の前にいることに照れてしまう。
日「デート、無しにしてもいいんですからね…///」
照れ隠しのために後ろを向いた。
ア「あ、拗ねた。」
日「拗ねてないです。///」
ア「ていうかなんで照れてんだ?」
日「照れてないです。///」
あなたの姿を1秒でも目に残しておきたくて照れながらも少し振り返る。
格好良い…
その瞬間貴方はにやっとした。
ア「俺、かっこいい?」
日「//////」
ア「^^」
日「あー!もうほんとに無しにしますよ!?」
ア「あはは!絶対そんな事しない癖に。まぁ、とりあえず行くか!」
あなたはいつの間にか私の手を掴んで服屋に入った。
私はお洒落な店内の雰囲気に馴染める気がせず貴方の後ろに隠れる。
そうしているうちにあなたは店員さんと仲良く話し始めた。
私には絶対出来ない。
その店員さんは美人でお洒落で…ていうかなんで私以外の女性と仲良く喋ってるんですか!
あ、私、男か。
でも本当に腹が立ってきた。
もう数分は話している。
楽しそうに。
私より店員さんの方が好きなの?
アメリカさんの足を後ろから軽く踏んだ。
ア「あたっ」
店「!!どうかされましたか?」
ア「あ、いえ何も。」
店「あ、こんにちはー」
店員さんは今やっと私の存在に気づいたらしい。
日「こ、こんにちはー…」
店「あぁ。デートだったんですね!」
ア「はい。」
店「今日は彼女さんのお洋服で大丈夫ですか?」
ア「はい!」
彼女さん?
私!?
日「聞ぃてないです!(小声)」
ア「じゃあ言ったらどうだ?店員に」
私が出来るわけないのを承知で言っていることだけは分かった。
日「ばか(小声)」
ア「ん?今なんて言った?^^」
あなたは楽しげに笑った。
店「うーん。この時期は昼夜で寒暖差が出てきますからね〜」
店「これとかどうでしょう?」
店員さんの手には純白でふわっとした長袖、首元は大きめのリボンで飾られたワンピースがあった。
ア「可愛いですねー。それの全身コーデお願いします。」
店「分かりました!」
店員さんは商売が上手くいった喜びを隠しきれずにいた。
るんるんで全身コーデを組んでいる。
靴は軽めのブーツ、白のタイツ、私が一生着ないと思っていたものばかりだった。
ア「日本、もっと可愛くなるね〜」
日「絶対似合いません。」
ア「絶対似合うから。」
店「これでよろしいでしょうか?」
ア「はい!」
店「合計で12万1050円です。」
日「私今手持ち2万しか…」
ア「カードで。」
店「はい。」
ア「俺の奢り☆」
日「えぇ!でも12万ですよ?12万です!」
ア「そんな大金か?」
日「大金です!とにかく絶対返しますから…!」
その瞬間あなたの顔が急に近づいて唇に温かさが伝わった。
店員さんもまだレジにいる。
人に見られてる。
それにこれが初めて。
頭が真っ白になった。
ア「これでチャラね。ワンピースの超可愛い日本が見れるし。」
日「…っ//////」
ア「ん?どした?そんな顔隠して」
店「き、着て帰りますか?」
ア「はい!」
店「試着室はこちらです。」
日「はぃ…///」
心拍数が有り得ないくらい早い。
早く着替えないとなのに。
渋々タイツに足を通しワンピースに手を通しリボンを付けるも上手く結べない。
店「大丈夫ですか?」
日「あ、はーぃ…」
試着室のカーテンを開けブーツを履く。
ア「やっぱ似合ってる。」
そう言いながらリボンを結んでくれた。
店「とてもお似合いですよ♪」
日「ありがとうございます…」
ア「じゃあ、遊園地、行くぞ!」
あなたは満足気な顔をしていた。
手を繋がれ、走り出す。
初恋デートはまだ中盤。
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