GM/イシュタル:
(遮るように)あぁ!思い出したぞ!!お前、まさかあの時の悪魔じゃないか!?
一同:!!?
GM/イシュタル:
そうだ、俺だよ、あの時、俺を助けてくれた悪魔だな!?やっぱりそうだったんだ!こんなところで会えるなんて嬉しいぜっ!俺はあんたが居なくなった後、ずっと探してたんだ!また会いたいと思ってさぁ! GM: と、嬉しそうな表情を浮かべていますね。
ベルカ:
「ちょ、ちょっと待ってください!お二人は知り合いなんですか?」
GM/イシュタル: あー、そっか。君たちはまだ知らないもんな。実はこいつとは昔馴染みなんだ。前にも言ったけど、こいつは人間じゃないんだよ。
ベルカ:
「じゃ、じゃあ……」
そこで言葉を切り、ベルカは目を大きく見開いたまま息を止める。
それからゆっくりと首を傾げ、言葉を紡いだ。
「貴方の目的は私たちと同じ……?」
「えっ!?」
僕も思わず声を上げてしまった。それはそうだ。僕たちは今までずっと、「異常な現象を起こした人物は『僕ら』と同じように何らかの理由があってこちらの世界に来ているのだと思っていた。しかし違ったらしい。
「……どうしてですか? 貴方だって、私たちと同じように世界を救う使命を持っているのではないんですか?」
アスラはその問いに対して、静かに首を振る。
「いいえ、違いますね。私の使命はそのようなものではないでしょうし、またそのつもりもない。ただ、ここに来るしかなかっただけですよ。他の道などなかった。それだけのこと」