/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
ー時透sideー
｢師範！おはようございますー！｣
『はいはい、おはよ』
僕の目の前にいるのは僕の継子、優草紗奈
継子の癖して生意気だし、才能もあまりない
本当…何で僕の継子になったんだろう
｢…ちょっと師範、今とんでもなく失礼な事考えてません？｣
『うん、考えてるよ』
｢認めないでくださいよ！｣
｢師範に私文句言われると頭の爆弾爆発する所でしたよ｣
『君の身体やっかいすぎでしょ…。本当君って面倒くさい性格してるよね』
｢師範も相当ですけどね！｣
『うるさいよ』
見てわかる通り、僕の継子の性格は面倒くさい
面倒くささすぎて忘れっぽい僕でも嫌でも覚えるくらいだ
『…稽古しに行くよ』
｢はーい！｣
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『…はい、死んだ』
｢ぐへっ？！ちょっと師範！流石にやりすぎですってば！｣
『うるさいよ、早く体制持ち直して』
｢はぁい！｣
優草紗奈は、勇気と謎の根性で丁まで来た
見習いたくは無いけどそこだけは関心する
｢…もしかして師範。私の事好きなんですか？｣
『頭でも打ったの？』
何を言ってるんだろう
｢だって…なんだかんだ私が上達するまで稽古付き合ってくれますし…｣
『師範なんだから当たり前でしょ…。』
｢だって柱って異常者の集まりでしょう？｣
『それ良く僕の前で言えたね。その勇気見習いたくは無いけど関心するよ』
｢だから…こんな私でも見捨てずに師範のままでいてくれて…師範って本当お節介ですよね！｣
『面倒見良いをそこまで酷く言う人初めて見たよ』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
｢つか…疲れた｣
『僕は食事処に行ってくるから』
｢えっ！朝から晩まで頑張った私に何かご褒美とかないんですか？！｣
『何を言ってるの？』
普通稽古って朝から晩までするものだと思うけど…
｢私も師範と一緒に食事処に行きたいです！というかご褒美何か欲しいです！｣
『そこら辺の雑草でも食べてたら？』
｢私に虫にでもなれと？｣
優草紗奈とこんなにつるんでたら時間の無駄になるし早く行こう…
｢ちょっ！ちょっと師範！？本当に行く気ですか？！｣
『本当に行く気だけど』
｢いや！最悪雑草食べろはいいんですが！｣
いいんだ…
｢何かご褒美ください！｣
『何ご褒美って…』
｢師範にご褒美を貰うまで私ここから退きません！｣
『本当に君って面倒くさい性格してるよね。鬼殺隊入ってなかったらどっかの道端で野垂れ死んでると思うよ』
｢そんなに言います？！｣
このままじゃ本当にご褒美あげなきゃ退かないと思うし…
面倒くさいけど…
確か…宇隨さんが…
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
｢時透、お前まだオンナの事分かってないだろ｣
『何言ってるんですか？』
｢俺が今から大事な事を教えてやる｣
『はぁ…？』
｢お前、今欲しいものは何だ？｣
『武力と知恵です』
｢よし、女だな｣
『そんな事一言も言ってないんですけど』
｢まず、時透に大事な事は相手をよく理解する事だ｣
『はぁ…。』
『…それでなんですか。好きな女でも作って子孫繁栄でもしろと？』
｢アノ事を子孫繁栄って呼ぶなよ。義務っぽくなるじゃねぇか｣
｢…あのな、時透。とりあえず女には頭を叩いてやれ｣
『それやると喜ぶんですか？』
｢あぁ｣
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
確か…昨日ぐらいにそう言ってた気がする…
その後言われた事は忘れたけど…
｢…師範？｣
『はい、ご褒美だよ』
僕はそう言うと優草の頭を叩いたー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
｢あ、それと…注意事項なんだが…｣
｢叩くとしても優しくな？強くしたらそれはそれで大問題だからな？｣
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
｢いっっっったぁ？！｣
『…喜ばないの？』
｢とんでもなく痛いので1回やめてくれません？！｣
『分かったけど…。宇髄さんから喜ぶって聞いたんだけどな…』
｢お、音柱様そんな事言ってたんですか…？｣
その後何か言ってた気がしたんだけど…忘れたからいっか
｢はぁ…。あのですねぇ！柱と一般隊士の力の差分かってます？！｣
『だけど君って僕の継子だよね』
｢私を勝手に化け物にしないでください！｣
『…何、嬉しくないの？』
｢まぁ…優しくされたら…嬉しいですけど｣
またこう言われるのも面倒だし…
『はい、お望み通りの優しくだよ』
｢お、おお〜！確かに優しい…！そ、そのまま撫でてくれません？｣
『する訳ないでしょ』
｢えぇ〜…｣
優草はそう言うと悲しそうに俯いた
｢私、退きませんよ？｣
『本当に君って面倒くさいね』
｢師範も大概ですけどね！！｣
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『僕の継子に頭を叩いてあげたら怒られたんだけど何で？』
｢お前は加減という言葉を知らねぇのかよ｣
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
面倒くさい師範と面倒くさい継子
コメント
2件
最高ですね！めっちゃおもしろいですw
