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どことなく見覚えのある部屋。でも、自分が寝ていた部屋ではないし、この部屋で寝たことは一度もない。
ややこしいけど、親しい友だちの家ってだけで、ベッドを使ったことはない。
💙「なんで……裸？」
昨日は、阿部ちゃんのTシャツとハーフパンツを借りて寝たはずだ。
なぜか俺は今、何も身に付けていなかった。身体もどことなく怠い気がする。しかも、その感覚はどこか覚えがあった。
何か……事後のような。
おそるおそる隣りに寝ている人物を見る。布団に隠れてよく見えない。
腕を伸ばして、布団をよけようとしたら、その腕を掴まれた。
💛「おはよ」
💙「ひひひひ」
変な笑い声みたいになってしまったが、わざとではない。心臓がガチで飛び上がった。
隣りに寝ていたのは、同じく、裸体の岩本照だった。
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