第6話
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ピピピピ(目覚ましの音)
な「ふわぁ、朝か、」
な「良い天気、」
お母さんと少し和解したら、感じる世界が変わった気がする
前までの俺だったら、良い天気 なんて思わないし、朝が憂鬱でたまらなかった
少しだけ、、、明るくなったのかな、
それでも、夢を終えないという息苦しさは、まだ俺の中に残り続けてるけど、
い「おはよぉ、ないこ」
な「、!うわぁ、まろおったん、」
い「しばらく居るって言うたやん」
な「そっか、まろ高校行かないの?」
い「、、、学校、行ってへんからな、笑」
な「、、そうだったんだ、一緒だね、笑」
まろも、学校行ってないんだ、
い「なんか、寝起き良くなったな」
な「ほんと?」
い「前はくらーい顔しとったもん、成長やな」
な「ありがと、笑」
ー昼ー
(一階へ降りる)
な「ん、なんだろ、」
机に、、紙、
な「、、、、!お母、、、さん、!」
ないこへ
ずっと、あなたを苦しめていて、ごめんなさい
独りにさせて、ごめんなさい
たった一人の息子も愛せなかった私のことは、憎んでて
私に言われるよりも前に、もう私のこと嫌いかもだけど、
ないこ
幸せになって
母より
な「お母さん、」
今までのお母さんからじゃ、想像もできなかった言葉、
お母さんと話した時もそうだけど、あんなに許せないと思ってたお母さんなのに、なんで少しだけ優しい言葉かけられただけで、嬉しくなっちゃうんだろ、
まろが言ってくれたように、愛されたかったのかな、俺、、
な「まだわかんないや、」
ピーンポーン
、、前もあったな、ピンポンされたの
、ほとけ、?
いや、なんで俺はほとけがまた来てくれること考えちゃってんの
俺なんかのとこに来るわけないだろ、、、
ガチャッ(ドアの開く音)
は?鍵閉まってなかったん?
嘘でしょ、怖い怖い、、、
ほ「ないちゃーんっ、いますかー?」
あ、良かった、、、ほとけだ、
な「いるよ〜、!」
、、、めっちゃ、嬉しい、、、
え、なんで?
一回話しただけなのに、
なんでこんなに、ほとけと話せることが嬉しいんだ、、、?
、さっきから俺、自分自身のことわかってなさすぎだな、
ほ「いた!今日はないちゃんにお願いしに来たの、!」
な「え、どしたの、?」
ほ「、、、一緒に、外で遊んでほしい、!」
、え、
な「えっと、」
俺、、、外、出れないし、
いや、出れないわけじゃないけど、
ほ「、難しい、、、?」
な「ちょっと、、、待って、ね、」
なんていうべきなんだろ、
出たくない、わけじゃない
出られない、わけでもない
なのに、、、俺の心は、外にいきたくないと、言っている 気がする
わからん、
急な出来事すぎて、頭が追いつかない、
ほ「なにか、外出れない事情とか、、、ある、?」
な「あー、」
い「行ってきーや」
な「えっ、」
ほ「え、どしたのないちゃん、?」
い「いや、なにも、」
い「迷ってるってことは、行きたいって気持ちも、あるってことやない?」
い「けど、外に出たのは小さい時だから、外のことは、あんまり知らない」
い「知らんから、怖いんやない?」
な「、、、そう、、、なのかな、」
ほ「ないちゃん、?」
な「っと、ごめんっ、ちょっとまってね、」
ほ「、うん、!」
い「ものは試しやから、、無理なったら、すぐかえってきーや」
い「、、、、案外、大丈夫かもよ?」
な「、うん、」
まだ、、、気が完全に乗ったわけじゃないけど、
まろが言うなら、、、
な「少しだけ、ね?」
ほ「、、、!ほんと、!?やったぁっ、!」
ー外ー
な「っ、、、」
太陽の光が、、、眩しい、
ほ「大丈夫、?」
な「、、、う、、ん、、」
な「っ、、、、」
ほ「ないちゃん、?、、、、!」
な「っ、」
ほ「泣いてる、、、の、」
ほ「、思う存分泣きな、ね」
ほ「我慢しなくていいからね」
なんでだろう
なんで俺は、泣いてるんだろう
わかんない
わかんないけど
今見たこの景色が、あまりにも美しくて
何年も見てなかったからかな
外の世界が、眩しくて、綺麗で
わからないけど、涙が溢れて、止まらなかった
ーないこHouseー
Side いふ
ないこ、、、いったみたいやな、
良かった、
これで、後悔せずに済む
少しでも、ないこを明るい方へ導かないと、
俺にはもう 時間がないから
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読んでくれてありがとう!
またね〜
コメント
2件
🍣ちゃん感動すぎる...😭 🤪くんの時間がないってどういうこと!?まさか病気とか...? 続き楽しみにしてます!!!