テラーノベル
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「あれ?レッドくん?ブルーくん?それに、銀さんとバナナくん、どうしてここに?・・・それに君も・・・?」
と、すまない先生は起き上がる。みんなが目を丸くして固まっている。そんなみんなにすまない先生は首を傾げていると、ふと、すまない先生は少年の手や頬に赤い血が付いていることに気がつく。
「うわ!どうしたの!?怪我!?れ、レッドくん!!早くこの子を病院に・・・!!」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!!」
レッドが慌てて制止する。それにすまない先生はキョトンとした。
「ええっと、まず、そこの子供、怪我はないよな?」
「え、あ、は、はい、この血は、貴方のです・・・」
「あ。なーんだー!良かったー」
「いやいやいやいや良くないだろ・・・」
ブルーはいやいやと手を横に振る。そして、銀さんがすまない先生にまた質問をした。
「で、すまない先生。刺されたってこの子供が言ってたんですけど、本当ですか?」
「ん?うん、本当だよ?」
首を傾げながら、そうあっさり答えるすまない先生に、レッド達は少し頭を抱え、次の質問をした。
信じられないことだが・・・
「・・・すまない先生、貴方、死にませんでしたか?」
そうバナナが聞く。そして、返ってきた答えは・・・
「ん?そうだよ?僕“一回死んだよ?”」
「「「「はぁ!?!?」」」」
返ってきた言葉に、レッド達は目を丸くした。
「死んだって・・・どういうことですか!?すまない先生!!」
「どういうことって?どういうこと?」
「とんちやってる訳じゃないですからね!?!?」
銀さんの鋭いツッコミにもすまない先生はキョトンとしていた。すると、
「あ、あの・・・け、怪我・・・大丈夫なんですか?」
と、少年は恐る恐ると言うように聞く。それに対し、すまない先生は笑顔で答える。
「あぁ!もう“治ったよ!”だから、そんな泣きそうな顔しないで?」
と、すまない先生は笑顔を向け、少年の頭を撫でる。すると、少年は安心したのか、ボロボロと涙を零し、泣きじゃくる。すまない先生は、慌ててその子供を優しく抱きしめた。
(・・・あぁ、そういう事か。なんですまない先生が“世界の知識を与える者”と呼ばれているのか分かった・・・こいつは)
レッドはそこで一呼吸挟み、考えた。
(・・・“不老不死”だから、外でそう、言われていたんだ。)
と、考えた。
コメント
2件
よかった…すまない先生めっちゃ元気笑笑 銀さん達はまだ不死身なの知らんのよね?結構みんなビックリしてそう笑笑