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どうでも良い社会で、自分の幸福を最大化させて
適当に生きていくつもりだ
まあ
クソみたいな友人は持ったが
だが
どうやらこの国は滅ぶらしい
死にたくない俺は
友人と共に行けたはずもない核シェルターに入った
が
それが良くなかったのか
彼が押したボタンのせいで核シェルターの中に水が満たされた
そして
「何処やねんここ」
気づけば荒廃した部屋に一人
核シェルターっぽいが
何があればこんなに大破するんだ
「そういや、大先生!大先生はどこや?」
あたりを見回す
辺りには
汚らしい機材だったものに氷…
氷?
もしかして
「やっぱりや」
そこには
無様な姿で凍っている友人
少し笑えたが
そのとたん彼との記憶がフラッシュバックする
「あ、タバコ」
彼が持っていたはずのタバコが
転がっている
俺はそのタバコを拾い上げ
核シェルターを後にする
安心しい
このタバコは
俺の命尽きようと
守っておいてやるから