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『よーし、名前も決まったことだし、冒険に出よう!今日は、キャンディ.運び屋大騒動だ!キャンディキャニオン王国からとても貴重な資源である____』
私はあんまり人の話は聞かない。特に長い話は眠くなる。ケインがシャボン玉みたいな物と共に説明を始めたけど、私はあくびしながらぼーっとしていた。
気がついた頃には、変なワープゲートに押し込まれ、馬車のような物に乗っていた。
『ねぇ、これ何処行くの?』
1番話しやすそうなラガタに尋ねると、優しく教えてくれた。
『ケインの冒険の一つよ。私達は、強奪犯をしっかりこらしめなくちゃ』
『それって………戦い的な感じ?私、そういう冒険なら大歓迎よ!』
バトル物が好きなので、わくわくしていると、ジャックスが振り向いた。
『へぇ、君、そういうのが好きなの?だったら僕と気が合うね。僕も、血、死、混沌が大好きだよww』
そこまでは言ってない。曖昧な返事をしているうちに、もうキャンディキャニオン王国に到着した。
馬車らしき物が止まり、降りると、御城の中からキャンディの顔をしたまつ毛が異様に長い女王が出てきた。
『あなた達が神の勇敢な騎士たちね?今回の大事件で手を差し伸べて下さる____』
また話を筒抜けにさせていると、何処からか改造トレーラーが現れた。
『激しいね』
『また、どんな時代の代物なのよ…』
ジャックスとポムニ、それぞれが違う意見を交わしたところで、ラガタに鍵が手渡された。
女王がラガタに鍵を渡すとき、一瞬、ジャックスの目が怪しく光ったのは、私の見間違い…?
『僕はショットガンがいいな』
ジャックスは、そう呟きトレーラに乗り込んでいった。
『え……、ジャックスが運転するの…?』
不安が募る。この人が運転したら、絶対事故を起こしそうだ。ぼんやり見つめていると、ジャックスはクラクションを押した。
『は?これがクラクション?ダッサ。ガングル運転して。』
…………………良かった。平和にドライブが楽しめそうだ。キンガー、ポムニ、ラガタと共に後ろに乗り込み、いよいよ強奪犯を捕まえに出発。