転生したら皆が過保護だった
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蟻生「来いよ、蜂楽廻」
蜂楽「!」
潔「!」
蜂楽「あーぁ…俺は最後まで潔と一緒に行きたかったんだけどな…」
潔「蜂楽…」
蜂楽「行くよ俺…ルールだし、でも、待つなんてしないよ、潔、俺が欲しけりゃ奪いに来い」
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次の日 モニター室
凛「……」
蜂楽「あ、凛ちゃん〜」
凛「!蜂楽…」
蜂楽「何見てたの?」
凛「一次選考のお前らのプレイ動画」
蜂楽「へぇ〜」
凛「怪物ってのがいるんだろ?」
蜂楽「え…」
凛「昔からいるみたいだけどな…」
蜂楽「…そうなんだ、昔から、怪物と一緒にやるサッカーが楽しいって思ってた」
凛「…そのままだったら、お前だけ取り残されるぞ」
蜂楽「え?」
凛「怪物ってのに頼りすぎて、お前の本当の力を出せなくなってる」
蜂楽「本当の力?」
凛「怪物なしでサッカーやってみた方がいいと思うぜ」
蜂楽「!…でも、どうやって?」
凛「自分で考えろ、他人に振り回されたら自分の本当にしたい答えが見つからなくなる」
蜂楽「そっか…ありがと凛ちゃん」
凛「…廻なら大丈夫ナデナデ」
蜂楽「!」
凛「頑張れ、つまづきでもしたら俺に聞けトコトコトコ」
蜂楽「…///(凛ちゃん可愛かったな…)」
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風呂上がり
凛「ふぅ…」
蟻生「おい凛」
凛「?」
蟻生「お前の髪を俺が乾かしてみたいのだが…」
凛「乾かす?」
蟻生「お前の髪はキューティクルオシャだからな」
凛「!」
氷織『凛くんの髪はサラサラやね』
蟻生「?嫌だったか?」
凛「いや、一次選考の時も似たような事言ってた奴がいてさ」
蟻生「そうなのか?」
凛「髪乾かしてくれ」
蟻生「了解した」
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4人部屋
ウィーン
凛「?2人共何やってるの?」
時光「えっと…次の対戦相手…どうしよっかなって…」
凛「対戦相手か…」
蜂楽「凛ちゃんは誰か、戦いたい相手とかいるの?」
凛「潔世一…ボソッ」
蜂楽「!」
凛「潔世一と戦ってみたい」
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凛「来い、潔世一、お前は俺の1番近くで、俺が世界一になるのを見届けろ」
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潔「次の対戦相手は世界選手か…」
蜂楽「楽しみだね!」
時光「勝てるかな…」
蟻生「俺がオシャなシュートを決める」
凛「(やっぱり世界選抜の相手は変わんねぇよな…ダダ・シウバにアダム・ブレイク、パブロ・カバソスにレオナルド・ルナ…そして…ジュリアン・ロキ…前世と同じ戦法ならこっちの方が有利なはずだ…今までは本気を出さずにサッカーをやってたからな…少し本気出すか…)」
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ガッハァ(タヒ