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マカロン
1,192
#ロシア帝国
いれいらく
719
#センシティブ
壁に鎖で固定され、立ったまま壁に体を預け、 眠りにつこうと目を閉じる。
足や腰がズキズキと痛む。
涙の流しすぎか、目もズキズキと痛んで意識が落ちてくれない。
独 「……はぁ、」
どうして、こうなってしまったのだろう。
黒に染まった視界にぼんやりとあの頃を思い浮かべる。
ーーー
あれは、第二次世界大戦が終戦した頃。
ドイツは敗戦し、もう国はボロボロで。
ソ連に男性達は人手になると連れていかれ、女性や老人、子供しか残っていなかった。
そのせいで町は建物の倒壊によるガラスの破片や瓦礫だらけで。もうぐちゃぐちゃだった。
東ドイツはソ連。
西ドイツはアメリカ、イギリス、フランスの支配下に置かれ……もう、限界だったのだ。
独 「ッッ、…(涙)…ぁ”あ…」
身体中が痛く、崩壊してしまうのだろうか、と考えながら何も出来ずに町を彷徨っていた時。
突然陽気で明るい声が響いたのだ。
米 「oh…これは随分と酷い…ま、俺らがやったんだけどな笑」
独 「ひっ、ぁ、…、え…?」
驚き、恐怖、困惑、怒り。
その感情が一斉に波のように流れてきて、ただ突如現れた彼を見つめることしか出来なかった。
独 「な、っ、なにしに…、来たんだッッ…」
なけなしの体力でアメリカを睨み付ける。
米 「そんなに睨み付けないでくれよ笑
俺はこんなボロボロでかわいそーなドイツ君に食料を配りに来たんだぜ?」
そうヘラヘラと笑い、路上に座り込んでいる子供や老人達に食料を配り始めた。
独 (毒でも盛ってるのか…?)
最初はそう警戒心MAXでアメリカの動向を観察していたが、徐々に気持ちが変わっていったのだ。
米 「ほら、大丈夫か?」
敵国だった自分にも手を差し伸べてくれた。
独 「ッッ、…!//あ、嗚呼、大丈夫だ、…」
自分を心配そうに見つめるその瞳はまるでサファイアの様に綺麗で透き通っていて。
すっかり虜になってしまった。
ソ連にアメリカに食料を配らせない様にと西ベルリン陸路を封鎖された時は空から食料を届けてくれた。
もう、完全に国民も、俺も。信頼しきっていた。
ー
なにか裏があるのではないか。そう思いながらも支援を受け続け、早3年。
かなり復活してきた街を見て、アメリカが言う。
米 「はは…3年前の光景が嘘のようだ…笑俺のお陰だな!笑」
…
独 「あ、あの…」
米 「なんだ?」
独 「あ、ありがとう…//」
少し照れくさそうにアメリカを見上げ、お礼を言うドイツに、アメリカもまたドイツに惹かれてしまう。
米 「…嗚呼」
独 「……俺にこんなに優しくしてくれたのなんて、アメリカさんだけで…」
独 「ここまで、復興出来たのもアメリカさんのお陰で…ほんとーに、感謝してます…!」
…
米 「はは、…笑そんなに褒められたら照れるな…//」
独「それで、その…言いたいことが、ありまして…」
独 「好き、です…//ず、っ、ずっと前から……!//」
米 「っ、ぁ、え…?//」
next→♡×???
第二次世界大戦が終わったあと、すぐにアメリカとソ連の対立(冷戦)が始まっちゃいました。
もしドイツをそのままボロボロの飢えた状態に放置しておいたら、国民の不満が爆発して、「もういっそソ連(共産主義)側に寝返っちゃおうかな…」となりかねません 。
それと、、西ドイツをしっかり豊かにして味方に引き入れ、ソ連に対する「一番強い防波堤(砦)」にしたかった…などと助けた理由は色々あるらしいですよ~
それと…この部屋が出来た理由なんですが…
つうん@📚️🐟️💙さんのリクエストを書こうとしていたら、あのーそのー…ちょっと、アメドイをシリーズ化したくなっちゃいまして…
部屋、新しく建てちゃいました…☆
コメント
2件
ちゃんとした物語が急激に書きたくなったんだよおおお!!(うぇろしか書いてなかった人)
うめしゅ♡さん、第1話読ませていただきました……! 開幕の壁に鎖で固定された絶望感、そのまま回想で戦後の瓦礫の中へ誘われる構成がうまいなと思いました。 「サファイアの様に綺麗で透き通っていて」というアメリカの瞳の描写、あれでドイツの心がほどけていったのが伝わってきて胸がきゅっとしました。 照れくさそうにお礼を言うドイツと、それに惹かれるアメリカ、ふたりの距離感が繊細に滲んでいてとても好きです。続き、楽しみにしていますね🌷