柚香「ねぇ梨花」
梨花「…」
瑠衣「な、な、な、な何を言ってんだ?」
誠一「それはほんまか?」
梨花「何言ってるの?ママそんな訳ないよ!梨花は全部ママに言ってるよ!」
柚香「年齢に見合わない顔して…一体何を隠してるの?」
瑠衣「お、おい」
梨花「ごめん瑠衣くん」
時空飛躍
梨花「ぐ、ガハッ」
今は…?
柚香「え…」
梨花「(ママ?)」
柚香「え、あっと…だ、大丈夫?」
梨花「うん!大丈夫!」
柚香「よ、良かった、君お母さんは?」
梨花 「(え…?私の事…知らない?)」
「今って何年ですか?」
柚香「20XX年です…」
梨花「ご、ごめんなさーい!」
柚香「え?ま、待って!」
柚香「な、なんだったの…?」
「…学校、行かないとな」
梨花「私が産まれる前に飛んだ…?」
「…どうしよう、頼れる人も家もない」
「(ママも昔こんな気持ちだったのかな…?)」
「(私の事知ってる人なんて…)」
瑠衣「おい!」
梨花「え?瑠衣くん…」
瑠衣「見つけた…ハァハァ」
梨花「う、…うわぁーん!!!」
梨花「ん…」
瑠衣「お、起きたか」
梨花「…」
瑠衣「ここは俺たちの事務所だ」
梨花「ごめんね」
瑠衣「気にすんなっ!まだ15なんだから」
梨花「…初めて瑠衣くんが大人っぽく見えた」
瑠衣「おい!」
梨花「ごめん前言撤回」
杖道「起きたか」
梨花「ヒッ…」
「な、なんでこの人が…」
瑠衣「大丈夫だよ、今はな」
「ゴメンなおっさん!見た目が怖いって!」
杖道「瑠衣…すまない元からこの顔でな」
仁「また変なの拾ってきて…」
梨花「(…この人が)」
仁「ホークアイズの名探偵司波仁だ」
梨花「…踏分梨花です」
杖道「ん?…スワロウテイルの記録者の彼の娘か?」
瑠衣「ちょっ!」
梨花「はい、未来の、ですけど」
仁「は?」
瑠衣「言っちまうのかよ…」
梨花「私は未来から来ました」
仁「にわかには信じ難いが」
梨花「未来のネスト序列一位FLOWTIMEの時空飛躍の異能を持った名探偵踏分梨花です」
「一位と言っても周りが探偵とは言えないほどバカ、なんで…」
仁「俺達は?」
梨花「あ、」
瑠衣「こ、!ここまで!」
「(さすがに死んだとか行方不明とか言えねぇだろ!)コソコソ」
梨花「(そうね)コソコソ」
瑠衣「俺は少しだけ記憶が流れ込んでくるんだ」
梨花「だから私のことも覚えてたんだ」
杖道「タイムリープとは…体力をものすごく削るんじゃないか?」
梨花「…ハイ」
「ただ、普通この能力は過去の私の中に入る能力であって私が居ない時代には行けないんですよ」
瑠衣「確かに!姿も15のままだしな」
梨花「どうしたものか…」
瑠衣「母親に打ち明けたらどうだ?」
梨花「そんなことしたら私消えるかもよ?」
「…いつの時代も瑠衣くんって変わらないのね…」
瑠衣「はぁ!?」
仁「フッ」
瑠衣「おい仁笑うな!」
仁「とりあえずホークアイズに身を置くといい」
「行くあてもないんだろ」
梨花「ありがとうございます!」
テリー「にゃあ」
瑠衣「うおっテリー!」
梨花「依頼ですか?」
仁「ああ、お前も来るか?」
梨花「いいんですか?」
瑠衣「まぁお前も探偵なわけだし」
杖道「場所は…」
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