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アメ日〜!!

⚠️注意⚠️

パラオがすんごく小さい子みたいになってます



穏やかな日差しが降り注ぐ公園の片隅。日本は小さなパラオを優しくあやしていた。

「にぽん〜!!遊ぼ!!」

「ん〜?何したい?なんでもするよ?」

パラオは目を輝かせて「やったー!」と喜んだが、その優しい声に釣られて、少し離れたベンチで休んでいたアメリカが音もなく近づく。

「へー、なんでもいいのか?ジャパン、珍しく優しいじゃん。俺にもなんかしてくれよ」

視界に入り込んだ星条旗のカラーに、日本の表情は一瞬で無になる。

「………」

そして、深く息を吸い込んだ。

「……今から記憶なくすか、無くされるか選んでください」

突然の恐ろしい二択に、アメリカは悲鳴をあげる代わりに、ニヤリと笑った。

「ハハッ、相変わらず手厳しいな!俺のジャパンに対する想いも記憶から消せって?無理な相談だぜ」

その時、パラオが二人の間に割って入った。

「にほんおにいちゃん、こわいかおしないで〜!あのね、パラオはみんなでかき氷たべたい!」

日本の表情が緩む。「あっ、ごめん、かき氷食べる?じゃあ奢ってあげるよ」

すかさずアメリカが図々しくリクエストを出す。「へえ?奢り?なら俺はストロベリー味で!」

日本は深くため息をついた。

「は?アメリカさんは帰ってください」

「Ouch! ひどいな、ジャパン!せっかくの機会だし、日本とパラオ、んで俺っていう最高のトリオでデートしようぜ?俺が金を出すって言ってもいいんだぞ?」

パラオの「いっしょにたべるの!? パラオ、うれしいな!」という声を聞き、日本は抵抗を諦めた。

「…奢ってくれるなら」

日本の言葉にアメリカはガッツポーズをする。

「よし!じゃあ決まりな!早く行くぞー!」


ーーーその後、かき氷を食べ終わってもアメリカは一向に帰ろうとしない。

「……まだ居るんですか?」

「もちろん!せっかく奢ったカキゴオリの分の権利を行使して、日本の隣にいる権利を延長させてもらうぜ!」

「……パラオ、危ない人にはついてっちゃだめだよ」

「ひどいな!俺は危険じゃないって!日本のことが好きなだけ!」

アメリカのしつこさに、日本は最終手段に出た。

「……じゃあ私帰っていいですか」

「待ってくれ、ジャパン!まだ今日、君とロクに話せてないだろ!」

「……にぽん、かえっちゃうの…?」

パラオが寂しそうに引き止め、日本は

「う゛…ッ」と唸り声を漏らした。

「わ、かりましたよ…っ!」

渋々残ることを承諾した日本に、アメリカは満面の笑みでディナーの誘いをかける。

「じゃあディナーでもどうだ?もちろん俺の奢りで!ジャパンの意見も聞いてやるぜ」

「…私はなんでも。パラオ、何が食べたい?このアメリカお兄ちゃんがたっっかいものでもたくさん買ってくれるって!」

自分の金でパラオを喜ばせようという日本の魂胆を理解しつつも、アメリカは上機嫌だ。

パラオは「フライドポテトとドーナツ!」と可愛らしいリクエストを出した。その瞬間、日本の口から心の声が漏れた。

「…かわぁ…」

アメリカは見逃さなかった。「ん?今、何か聞こえた気がするけど?ジャパン、**『可愛い』**って言ったか?まさか、俺に対して…?」

日本はアメリカを完全に無視してパラオにだけ話しかける。

「うん、じゃあ食べに行こっか?」

「おいおい、ジャパン!無視するなよ!俺ははっきり聞いたぜ!?『可愛い』って!誰が?俺か!?」アメリカが興奮して日本の周りを回り始める。

「パラオ、おいで」

「待て待て待て、ジャパン!俺への答えは!?どっちなんだよ!」

日本の苛立ちが頂点に達した。

「どっちも違うわ! 早くパラオに食べさせたいんですけど!」

その怒声に、アメリカは逆に満足そうに笑った。

「…チッ、そりゃ残念。」

そして、日本のために道を譲った。パラオは二人の手を交互に引いて、フライドポテトとドーナツが待つ売店へと向かう。

塩対応の裏に隠された日本の優しさと、それを愛の証と受け取るアメリカの攻防は、まだまだ続くのだった。



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