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「……あ」
ユーディアが我に返ったのは、石を包むためのフレームを編み終わった時だった。
(まずい……また私、作業に没頭して……)
「ご、ごめんなさい」
「なぜ謝る」
思わず口を出た謝罪に対し、ジェットの声はどこか不思議そうだった。
「お、教えるって言ったのに、説明もしないで黙々と編んでしまったので……」
「それはつまり、手元を見ていろということじゃないのか」
「いや、まぁ、そうなんですけど……」
「ちゃんと見ていたから、問題ない」
「は、はあ……」
まったく気にしてないジェットに、戸惑ってしまうユーディア。
「……自分も部下に稽古をつけるときは、実戦形式だ。何かを学び取るときは、言葉による説明よりも、まずやって見せることが大事だからな」
(そういえば……)
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