おんおら🍌☃ 「ほころび」
注:
BL要素含みます
ご本人様は一切関係ありません
自己満足ノベルです内容は気にしなーい^^
«おんりー🍌視点»
おらふくんが自分の事を好きなのは、前から知っていた。
ライクじゃない、ラブの意味で。
けれど、自分はそれを拒んだ。
傷つけたくなかったから。なんて言い訳は後付けだ。
ただ、親友のままでいたかっただけ。
だけどおらふくんは自分をそう見てはいなかった。
その事実が心を締め付けて、苦しくて。
自分は身を守るのに、必死だった。
いつものように話しかけてきたけど、今日は背を向けて…。
いつの間にか、逃げるように走りはじめていた。
ふと振り返ると見えたのは、走ってきた道に波打ついっぽんの赤い糸。
糸端を辿ると、それは自分の手首に絡まりついていた。
束縛するかのように強くトゲトゲで、けれど優しく。
氷属性の彼から繋がる運命の赤い糸は、燃えるように暖かかった。
おそらく向こう側ではボロボロになっているんだろう。
”今から助けに行くからね?”
緩くなってほどけた彼のほころびを、
落とさないように素早くつかまえる。
そして小指に丁寧に結ぶ。
自分は走って、彼を迎えにいった。
(●·ω·)ノ————————————NEXT————————————
«おらふくん☃視点»
僕はおんりーの事を好きなんだって気づいたのは、最近のことだ。
ずっとおんりーとは親友なんだと思っていた、でも。
彼の事を考えるとドキドキして、心が苦しくて、
あぁ….恋してるんや、って気づいて。
それからは少しだけ接し方が変わった。
だけど彼は、僕の事をそうは思ってないんやろうなぁって
心の底では感じてた。
いつものように話しかけた僕は
背を向けてうつむく彼を見て、全てを悟った。
でも離れたくなくて、
僕から離れていく彼の手首に
自分のほころびを絡ませた。
やがて、彼の姿は地平線へと消えてしまった。
これでいいんだ。
ほころびが引っ張られた、ボロボロの人形になってしまってもいい。
中わたがとび出ても、彼がそれを拾ってくれることは無いけれど
この赤い糸で、ずっと繋がっていられるなら…..。
赤く暖かいほころびが、僕の体温をだんだん奪っていく。
運命の赤い糸は、彼に繋がる未来はないんや。
おんりーを束縛していたほころびを、緩めた。
体が崩れていく感覚が怖くて目を閉じた。
“……..ごめんね?”
糸の始まりには、彼の体はもう無かった。
残されているのは、少しばかりの 中わただけ。
彼の白くなってしまった糸を、全てたぐりよせて。
自分は笑った。
“必ず自分がおらふくんを、元に戻すからね?”
★___________Happy End?
【主のひとりごと】
世界観分かんなかった〜😭って人は↓↓↓を頭に入れてもう一回読んでみてね。
・おらふくんのほころび=運命の赤い糸
・現実世界、というよりメルヘンチックな夢の世界
・お互いの呼び方の変化
ばいちゃ〜( ´ ▽ ` )ノ
コメント
4件
初めておんおらで泣きました😭 文章の書き方が上手すぎました
٩(๑•ㅂ•)۶