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無能な僕の結末

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無能な僕の結末

15 - 第15話

♥

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2024年01月26日

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【sho side】


sho「大先生……」


俺はベッドの隣にある椅子に座り、大先生を見つめる。

大先生は全然起きない。


gr「大先生はどうだ?」


俺らの総統、グルッペンがそばに来た。


sho「まだ…あかんわ」



そうか、とだけ言ってグルッペンは俺の隣に座る。



……薬は、俺とエミさんは飲んでない。

理由は簡単。


俺が階段から落ちて寝込んでる間、エミさんがそばにいてくれてた。

その間に、皆の洗脳が起こった……



だから、もし、あの時…一般兵のとこに行って薬を飲んでたら…

そう思うと、なんて馬鹿な事をしようとしたんだって思う。



…きっと、大先生も疲れたんだろうな、


ゆっくり休んでよ。


でももう大丈夫、いつでも帰っておいで。




✂︎—————–㋖㋷㋣㋷線——————-✂︎

【ut side】


この真っ白な空間にいて数日経った…と思う。


正直この空間に時間なんてない。


でも僕はまだ動けずにいた。



???「……帰って、来てよ」



誰かの声が聞こえる。


誰か泣きながら僕に何か言っている。


上手く聞こえない。



でもその声は懐かしい声だった。

僕は知ってる、この声……



僕の事を味方してくれたシャオちゃんの声……



??「大先生……」



シャオちゃんだけじゃない。

この声は…

















【sho side】


ut「グルちゃん……」



sho「大先生っ……!!」ポロッ


大先生が起きた、大先生が起きた……っ!!!

そのことが嬉しくて、涙が溢れ出して止まらない。


gr「あぁ、俺の事が分かるようだな、?」



ut「あはは……グルちゃんの事は忘れんよ…」



大先生は心ない笑いをしながら身体を起こす。


ut「僕…死んでなかったんやね、」


大先生はそう呟くと、俺の方を見た。


ut「ごめんな、迷惑かけて…すぐ死ぬから怒らんといてや…」


そんな言葉を聞いて、止めない人間なんていないだろう。


sho「ふざけんなよ…っ!!!何で死ぬん!?大先生は何も悪い事しとらんやん!!!」


俺が怒鳴ると、大先生は一瞬びっくりいした顔になったけど、すぐに表情を曇らせた。


ut「だって…僕がおるせいで、シャオちゃんにも迷惑かけるし、危ない目に合わせてまうし…」

「皆にも嫌われるしさ…」



ガタンッ



音がした方を見ると、そこにはあいつらがいた……



✂︎—————–㋖㋷㋣㋷線——————-✂︎

次回、最終回。

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