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「 これより

世界会議を始める」

聞きなれた声が会議室に響いた。

困惑でしかなかったのだ、皆誰か分からない、

隣に居るのは中国さんではなく、

イタリアくんに変わっていた、

いつもなら寝ているはずのイタリアくんが起きてナイフを指でぐるぐると振り回していたのが

何となく恐ろしくて見ないふりをした。

あまり周りをキョロキョロすると失礼かと思い、

なるべく見ないようにはした。

勿論目の前はアメリカさん、だったが、

とても静かだった。あちらの世界とはまるで皆

別人

会議はスムーズに進み 、騒ぐ人などいなかった。

自分にはここが1番新鮮に感じた 。

しかし 、何も分からない故に独りだけ 。

孤独を感じる 。

会議が終わり、休憩室に戻るとイギリスさんはニコニコと笑いながら小さなケーキを眺めていた

「 あ!!日本!!ねぇ!良かったらたべない〜?♡」

今回は見た目は暗くなく美味しそうに見えた。

「ではおひとついただいても、?」

すると勢いよく皆さんは私の方を振り向いた。

なにかまずいことをしてしまったのか、

「 今、なんて言ったあるか、? 」

中国さんは私を見るなり震えながらもそう問いかけた。

「 いえ、その、ケーキを…」

「 お、おま、え、いかれてるある、、

ひっ、ごめんある、ちがっ、、 」

なにかオドオドしている彼を見て胸が苦しくなった。

「ど、どうかされたのですか、?

大丈夫ですか、?」

「 … ッ 、 お前 、誰あるか、、?

日本はそんな事言わないある、!!!」

彼は震えるなり私に怒鳴りつけた、その目は焦点があっていない。

「 うるさい 、、静かしてくれないかい ?

「 す、すみませ 、」

冷静な口調で俺に睨みつけたのはロシアさん … だろうか、、ふわふわとした雰囲気などこの彼には似合わず、目の下の隈が黒く染められていた。

「 …  君 、 誰だい ? 」

気配に気づきもしなかった。すぐ後ろに経っていたのはキラキラとした彼ではなく 、

英雄ヒーローというよりかは悪者ヴィランに近い彼が私を見下ろした。

「 ア 、メリカ さッ 、」

「 … どこから来たんだい、?

君は 、 日帝じゃないだろう? 」

「 ぁ …  の 、その  、話すと長くなるのですが 」

「長くなるならいいよ。それで、なんで会議に入ったんだい ?

……  スパイ か何かかい?確かに君は彼奴と似ているけど、

中身が全くもって別人そのものだね。

さて 、 どうされたい?」

「ど、どうされたい … とは、なんでしょう、?」

「磔かい?」

「はり … つけ、?  」

「 … 死ぬのは当たり前だからね。今更怯えたって意味ないからね。」

「 はいはいはーーーい!!!♡」

大きくキラキラした声で手をブンブンフリ挙手をした。

「 !!

ロマーノくん、!! 」

ようやく明るい人が出てきたと思った 。

だが … あっちの彼はこんな事しない…

希望を持ってかれの方に振り返れば

「 じゃ〜さぁ!俺の性*処理になってくれよ? 」

「せいしょ… え、?」

聞き間違えかと思ったがにやにやとして彼は私を愛らしく見つめていた。

そんな彼に舌打ちをして軽く押し私を再び彼のように見つめて、

「 ほんとキモイよね 〜 笑

こういうのはさぁ  …  」

先程まで見つめていた彼は私の背後に立ち手に持っていたナイフを私のみぞおちに深く刺しこんだ。

「 がッ 、!?  ぁ ゙、な゙ 、んで ッ 、、

ぅ゙ぅ゙  …  、ぬ゙、い゙て、」

彼の手をどかそうにもビクともしず、彼は私の耳を舐めては

「 ん〜!もっと聞かせてよ ?

俺さぁ 、人がいたがるところ見るの大好きなんだ〜 !!

…… お前 、なんていうの? 椿じゃないよね?」

「 ッ 、 ぅ ゙、」

「 ………  おい 。聞いてんだけど  。」

さらに深く差し込み90度回す。

「 ぁ゙ぁ゙ぁ*゙*ッ 、ぅ゙、あ゙゙!!」

こんなの聞いてない。聞いてない!!!




「  ぼん゙゙ッ 、 だッ 、 ぎぐッ 、」

「 …ホンダ キク  ??

ふーん ? そっかぁ?  きく! 菊かぁ!!」

「 ぅ゙、」

「 菊はどこから来たの ?」

「 かッ 、がみ゙の゙ 、向こゔからッ 、来ま゙し、た 」

「鏡の向こうから??……へぇ?

……椿逃げたんだ 〜 ?♡」

「逃げッ 、た、?  ぅ゙、ぬ、い゙てッ 、」

「 あーはッ ♡えっro ♡  なぁ、菊〜!

やっぱり性*処理になってくれよ〜 ?」

「 い゙ッ 、たり゙あ゙くッ 、あ゙ぁ゙ッ!!!」 

「 … もうそろそろ抜いてやれ。

そいつは何も知らないんだ。

どうせ日帝が好き勝手やってるんだろう。 」

ようやく止めに入った方が現れそちらに目をやればドイツさんがこちらを睨みつけるように見ていた。

「ぁ ゙、かは…ぅ゙、ゴホッゴホッ、」  

「はぁーい」と残念そうな声をだしてナイフを引っこ抜いた。

「 あ゙ぁ゙ッッ!!!!」

「 ……  あはっ!ねぇ見て見て〜 !!泣いてる〜!

そんなに痛かったかなぁ、、?

ドイツ〜 !こいつ俺の犬にしてもいい〜?」

「 好きにしろ。」

「ぃ、いやッ 、、ちょっとッ …! 」

「 菊は少し黙ってて?また刺すよ?

次は二回転行こうか??」

私の傷口を愛おしそうに撫でてわたしを見つめた。





怖い、









私は咄嗟に会議室を出て死ぬ気で逃げた。

傷口が痛かろうと、国だから死ぬこともない。

意識が何度も飛びかけた。

後ろを振り向くも追いかけるものはいない。

だが怖かった。誰も知らない空間に私だけというのが。

知ってるのに知らない。怖い、怖い怖い怖い怖い










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