「ご、ごはん遅くなっちゃうぅ」
「いいよ」
「お腹空いてるのにぃ……あんっ」
じゃーっとシャワーを当てられて、声を上げた。ただ流しているだけなのに、身体が敏感になっていてピクピクッと小さく跳ねた。きれいにしたはずなのに、とろとろと脚の間から蜜がしたたる。
「こんなにして、ほんといやらし」
指でそっと蜜を拭った彼がそれを舐める。いやらしさの極みみたいな行為に背筋が粟立つ。それでいてチラッとこちらを見る瞳はなんだか子犬のようでもある。
永井くんの不思議な魅力に引きこまれて、思考が止まる。
「今日は寝かせてあげられないかも」
「ええええっ!?」
朝までするという彼に抵抗する間も無く、パウダールームに出て丁寧に身体を拭かれる。彼が拭き終わるのを待っていると、その引き締まった身体が目に入って頬が熱くなった。
彼は私を横抱きにしてパウダールームを出る。
永井くんはリビングを突っ切って、寝室のドアを開けた。あぁ、また抱かれるんだ。その高揚感で彼の首にぎゅっとしがみつく。 ベッドにそっと下ろされる。もうすでにエアコンで部屋が暖まっていて、少しホッとする。
トンっと首元を押されてふわっと後ろに倒れる。膝を割って彼が入ってきて、優しくキスを落とした。
「花音」
そう呼ばれると、たまらずお腹の奥が疼いてぎゅっと彼を抱きしめる。深くなるキス、いやらしく胸の頂をいじる指。
すっと下がった唇が胸の蕾に吸いついて、硬くなった舌がトントンと刺激する。
それだけでもおかしくなりそうなのに、唇がおへそまで下がる。永井くんは私の太ももをガシッと抱えて、とろとろになった泥濘を舌で丁寧に拭いはじめた。
「ああああっ!! なが、いくんっ……」
「名前で呼ぶんでしょ?」
「それダメえっ、あっああっ」
篤人……と消えいるように呼ぶと、小さな蕾に吸いつかれ腰が浮いた。太ももを抱きかかえられているせいで、快感を逃せない。
シーツをぐっと握りしめて、いやいやと首を振る。そのうち彼が私の膝裏をぐっと持って広げたので身体が少し丸まる。彼が私の敏感なところを舐めている姿が丸見えになり、顔から火が出そうだ。
「これ、やだあっ……恥ずかしい」
「よく見て、ほらここ。こんなにぷくってしてる」
少し口角を上げた永井くんは、膨らんだ蕾をきゅうっとつまむ。じゅるじゅると吸われ、何か奥の方から混み上げてきて脚がピンっと伸びる。
「だめだめぇっ!!! いっ、いっくぅぅー!!!」
嬌声を上げながら、腰を浮かせて激しく果てた。その余韻に浸る暇もなく、硬い舌が蜜口に差しこまれ、浅いところをぐりぐりといじる。指は蕾をピンピン弾いて、とめどない快感が身体を襲った。
「いってる、いま、イッてるのにぃ」
「すごいナカビクンビクンしてる。気持ちいい?」
小さくコクンと頷くと、サイドテーブルから避妊具を取り出した彼がさっとそれをつける。
「これ、どうしてほしい?」
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