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違和感なんてもう無かった。
むしろ心地よいと感じていた。
この小説は、実在している実況者様たちの名前をお借りした二次創作となっております。
御本人たちとは何の関係もございません。
腐向けではありません。
nmmnを取り扱っております。
それでは、どうぞ_______________
撮影班とくられ先生が到着するのをぼんやりと待っていた。秒単位で音を響かせない、秒針が回るタイプの時計を見つめながら。
四周はたってから、隣の存在感ある青い服を着た人を思い出した。針と同じようにゆっくりと首を回した。いや、この空気の中ではゆっくりとしか動かしたくはなかったのだ。
暇そうにスマホをいじっている。
安心したよ。
「何やってんの鬱先生」
「いや鬱くんでいいですよ」
そう照れたようにツッコミを返された。動画内と同じだ、と思ってから動画内でもこんなかんじなんだ、と考え直した。素のままをこんな近くで僕だけが見れていることに、優越感に浸る。
「じゃあ鬱くん」
「やっぱ違和感ありますね」
「どっちなの」
ケラケラと笑う自分を現実でこんなに早く引き出した人は、彼以外にいたのだろうか。やっぱり鬱くんだからこその不思議な力でもあるのだろうか。
「あ、もうすぐ着くらしいっすよぴくとさん」
「本当ですか」
「ここでウソ着いてどうしたらいいんです僕」
困り顔をわざと作っているのだって鬱先生らしい。
君は優しくって、ちょっぴりずるい、やっぱりよく知る鬱先生そのものだった。
ドタドタと足音が大きくなってくる。きっとあの人たちが着たのだろう。
やっぱり少し不安になって、隣の鬱先生をちらりと見てしまった。
僕より緊張していた。
なんで???
ガチャ、バン!
「ごめん遅れたね!」
「大丈夫でしたか先生」
「いやー電車の遅延って怖いね。もっと言うなら人身事故。あ、君は」
「初めまして、ぴくとと申します」
「今日はよろしくお願いしますスペシャルゲストさん」
「はは、恥ずかしいですねちょっと」
いつもなら噛んでいただろう。もっと声は小さかっただろう。特にこんな狐面を着けた人なら尚更だ。こんなに緊張せず自己紹介できたのはいつぶりなんだろうか。
鬱先生が隣にいたから?
やっぱり僕にとっては特別で、不思議な力を持っている。それにこの人は自分自身で気付いているのかな?
まあ否だろう。答えは。
「ちょっと待ってね、撮影準備するから」
「なんか手伝うことあります?」
「ゴロゴロしてて」
「わかりました寝てますぅ」
「それはそれでクズなんで」
今まで何回もこんなやりとりがあったんだろう、と予想が着く。
それ程までに心地よいリズムがこの会話にはあったから。
どうもみなさん、夜魔です。
ハロウィーンは終わりましたね。無神論者の私には関係ありませんが。何か書きたかったのですが、いかんせん時間が無くて間に合いませんでした。面目ない…。
元の小説連載も復元していこうと思いますので、長い目で付き合っていただければ幸いです。
それでは次の作品でお会いしましょう。