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コメント
2件
期待しかない😊
SNOW学園。
国内最高峰と言われる高校。
『キャーッ!』
そんな歓声と同時に全員が廊下の端に寄る。
全員の視線の行先はその空いた道を通る8人にあった。
そう、生徒会役員。
生徒会は全員雲の上の存在。
誰がどう足掻いてもあそこには届かない。
モブ「全員、カッコ良すぎるでしょ。」
モブ「次元が違いすぎる。」
彼らは生徒全員の憧れの的だった。
これはある 1人の平凡な男子と最強の生徒会メンバーのお話。
💚サイド
ボコッ(殴)
💚「…。」
💚父「お前、ムカつくんだよっ!」
いつも僕は父のサンドバッグ代わり。
物心ついたときからすでにそうだった。
お母さんは自分が2歳の頃に他界したらしい。
母との記憶はほとんどない。
パンッ
💚「…っ。」
毎日毎日蹴られたり殴られたり。
もう何も感じなくなってきた。
痛いとか苦しいとか考えるのもめんどくさい。
この先も何も変わらない。
そう思っていた。
………………………
学校。
💚「…痛。」
昨日のは当たりどころが悪かったのかお腹の辺りに痛みを感じた。
歩けなくなってそのまま座り込んでしまった。
💚「…。」
もういっそのこと何も感じない体になれば楽なのに。
?「ねぇ、大丈夫?」
そう声がかかって正面を向くとピンク頭の人が僕の前に立っていた。
確かこの人って生徒会の…
🩷「俺、佐久間大介って言うんだけど、阿部くんだよね?」
💚「あの…えっと…」
なんでこんな人が僕の目の前に…。
?「おい、佐久間っ!待ってて!」
?「ちょっと翔太口悪い!」
💚「…ビクッ」
❤️「ほら、びっくりさせちゃったじゃん。」
💙「あ〜、ごめん。」
❤️「ごめんね?阿部くん。」
🤍「先輩たち早いです〜!」
🧡「ちょっと待ってくれてもええやん!」
呆然としているとまた新たに2人。
背が高い人と、関西弁の人。
気がつくと自分の周りに人が5人。
普段学校で人に話しかけられることなんてないのに…。
?「ねぇ、その子怖がってない?」
?「まぁ、怖いでしょ。いきなりこんな奴らに囲まれたら。笑」
💚「…?」
💛「大丈夫、怖い奴らではないから。笑」
💜「そうそう、君に用事があって来ただけ。」
💚「え…。」
この人達って全員生徒会の…。
え…用事って何。
💛「まぁ、それは生徒会長の口から。」
?「呼んだ?」
💜「うん、呼んだ。笑」
🖤「阿部亮平くんだよね?」
💚「あ…はい。」
🖤『ねぇ、生徒会入らない?』
💚「え…?」
その人はとんでもないことを言い放った。