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⚠過去捏造
⚠そして今、リボンを結んで。
➵姉希留学後
⚠瑞希ちゃん男設定
(が、彼氏側になる予定はない。)
ーーーーーーーーーー
髪は肩まで伸びた。
大嫌いだった桜色の髪も、
ロングヘアになってきて綺麗に伸びた。
ピンやリボンもつけられる位に伸びた。
だから一回リボンをつけた。
お姉ちゃんに貰ったカワイイリボン。
すると世界が変わったように見えた。
男物の服をフリフリにカワイく
アレンジした服をあわせた。
[…!!カワイイ…、のかな…?]
カワイイ物が好きで。
変だと言われ続けたボクは。
本当にカワイイのだろうか。
ー
『君が、君らしくいることを』
『僕は、好ましく思うよ。』
,
…何で急に思い出したのか。
あの時の光景がフラッシュバックする。
《好ましく思うよ》…か。
そんなの。
本当にいいのかな。
こんなボクが、カワイイ格好をして。
…でも………
ー
『好ましく思うよ。』
,
…いいん、だよね。
ボクは…ボクで居たいんだから。
ボクの好きな事は
昔からずっとカワイイ物だし。
それに…家族以外の人にも、
受けいれてもらえるんだ。
それがわかったんだから。
ボクはもう、
我慢しなくていいんだよね。
ボクは
…ボクの意志を大切に生きるんだ。
彼が好ましいと
言ってくれたように。
ボクは、きっと…
受け入れて貰えたのなら…
一生ボクをボクのままでいられるんだ。
それに…カワイイは最強だから。
きっと、大丈夫だよ。
受け入れられなかったとしても。
そんな皮肉言うやつよりも。
この世界の誰よりも。
ボクをカワイくしてやるんだ。
ーーーーーーー
卒業式でも
入学式でも。
やっぱり陰口は叩かれた。
でも、受け入れてくれる子もいた。
「あ、瑞希!」
[杏!久しぶり〜!]
「瑞希がちゃんと来てたら、
久しぶりではないんだけどね~?」
[うん!考えとくね~!笑]
「とか言って、
来る気はないんでしょ?」
[あ、バレた?]
『も〜…』
あの日からボクは変わった。
カワイイものも
身につけられるようになった。
今、彼はどうしているんだろう。
もし会えたら、
連絡先も交換してもらおうかな?
でも…
ありがとう。“類”