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夕方になって、私は仕事が終わる頃にはどうしようもなく彼に会いたくて体を震わせはじめた
いつか・・・どこかの女性歌手が歌詞の中で「会いたくて震える」というフレーズを聞いた時に、そんなことがあるものかと鼻で笑ったものだったが
これほどまでに自分の体が反応するなんて思ってもみなかった
いったい柚彦君は自分にどんな魔法をかけてしまったのだろう
時間が経つにつれ、昨夜の出来事が現実にあったとは思えなくなっていた、何もかもが途方もなく奇妙な夢のように思われて・・・
彼の神々しい裸体・・・・快感に額にしわを寄せる彼のセクシーな表情・・・彼の吐息は魔法のように私を大胆にさせた・・・
再び思い起こしてみて、実際に起きたことだと確信すると、またしても下腹部がほんのり熱くなってくる・・・自分の体がこういう反応をすることにとても驚いた
俊哉に感じていた事はこれとは比べ物にならなかった
あの頃の自分、は若すぎたし、経験不足で自分の欲求を理解することもできなかった
俊哉の時は寂しい自分がうんと年上の男性に求められることへの興奮で、結婚という未知の世界へのあこがれでもあった
あの頃はあまりにも未熟で、あまりにも多くの物を無駄にしてしまった
ところが今、柚彦君と一緒にいると、あらゆる感情がより深く熱く、鋭く研ぎ澄まされて息もままならないほどだった
今夜は彼の顔が見れるだろうか・・・
会ったら何を話せばいいのだろう・・
夕べはまるで自分じゃないみたいに振舞ってしまった、彼にどんな風に思われているだろう、彼はリハビリだと言ったけどあんな実験をした事を、今頃は後悔しているのではないだろうか
男性が欲求を叶えられることなく、あんな風に中断されたらどんなに不満なことか想像はつく