はいバッドエンド!イタ王にとっては…
ガラガラ バシャーン!
イタ王「またか、」
アメリカ「………」
ソ連「来たのかよ」
イタ王「半年振りなんね。」
中国「話し掛けんなアル。」
イタ王「うざ、」
中国「……」
担任「みんな、今日は俺も早めに来て…は?」
担任「何でイタ王が濡れているんだ?」
アメリカ「こいつが悪いんですよ。こいつが、モブ子を虐めるから…」
担任「は?イタ王はそんな事しない。」
ソ連「何でいい切れるんですか?」
担任「それは…」
ソ連「こっちには、モブ子の腕の傷という証拠があるんですよ。」
モブ子「ほら…」腕の傷を見せる
担任「これは…………イタ王?」
イタ王「ッ先生まで…」
担任「だって、」
アメリカ「ほら、言っただろ?イタ王は、虐めてるんだよ。モブ子を。」
イタ王「もう、いい加減にしろよ!!!!」
イタ王以外 ビクッ
イタ王「虐めてないって、何回言えば分かるんだよ!」
イタリア(語尾がついてないんね…)
アメリカ「証拠がある以上、お前が虐めてるとしか考えられねえんだよ!」
イタ王「何でッ」
イタ王「日帝たちは、信じてくれるのに」((ボソッ
ソ連「日帝、達?」
イタ王「あッ………みんな大嫌い、ioは、ioはッ!みんなが大好きだったのにッ!」
タッタッタッタッ
アメリカ「あっおい待て!」
ソ連「追いかけるぞ!」
中国「早く行くアル!」
イタリア「ioも!」
タッタッタッタッ
イタ王「………部屋に戻ってきちゃったんね。」
イタ王「io、もうどうすれば…」
イタ王ッ!
何なんね。
4ぬな!絶対に!
あはは、必死だね、
そりゃそうだろう、お前は…まだこっちに来てはいけないんだ!
イタ王「……じゃあ、何で置いて逝ったの?」
ッ
イタ王「io、ずっと思ってたんだ、散々こっちに来るなとか言うくせに、ナチ達が先に行ったから、ioは生きる意味がなくなってる。だから、この世界に未練なんてね、無いんだよ…」
でも、
イタ王「もうさ、疲れちゃったんだッ虐められるし、誰も信じてくれないし、唯一信じてくれた先生だってッ!」ポロポロ
俺達は、信じているぞ。
イタ王「はは、ありがとう。信じてくれて。……io、もうそっちに行くね?」
ッイタ王がしたいのなら、してもいい。
イタ王「ありがとう。でも、最後に、みんなに言いたいことがあるんだ。」
みんな?
イタ王「そう。この様子を見ている、アメリカ達に。ね?そうでしょ。」
アメリカ「バレてたか。」
ソ連「なぁ、」
イタ王「学校の、屋上で話したい。全部。」
イタリア「………」
中国「分かったアル。」
イタ王「みんなさ、知ってる?仲間にも、家族にも裏切られる人の気持ち。」
アメリカ「ッッ」
イタ王「はは、体験しないと答えられないか、」
イタリア「ねぇ、にーさん、」
イタ王「ん?」
イタリア「本当に、日帝さん達と話せてるんね?」
イタ王「……うん、そうだよ。でもね、ioが辛いときだけ話せるんだって。」
イタリア「……、」
ソ連「イタ王。」
イタ王「何?」
ソ連「お前は、本当に虐めてないのか?」
イタ王「………何回も言ってる。虐めてない。」
中国「なぁ、日帝達の所に行くって、」
イタ王「今から見せるよ。」
中国「っえ?」
イタ王「とにかく、みんなの質問は終わったよねッ」
イタ王「…ioさ、皆に言わなきゃいけないことがあるんだッ」
アメリカ「……何だ?」
イタ王「ioねッ余命1年なのッ!」
イタリア「!?」
イタ王「でも、後半年だねッみんなさ、イジメっ子の顔なんて見たくないって言ってたでしょ?」
イタ王「なら!早く見えないようにしたげる!」
イタ王以外「!?」
イタ王「……………………………」
風が強いなぁ…目がすぐに乾燥しちゃう。…だからかな、涙のせいで前が見えないや。みんなは、どんな顔してるのかなぁ…泣いてる?笑ってる?絶望してる?驚いている?そんなこと、すぐにどうでも良くなるけど。
イタ王「これが、ioの最後の言葉。」
イタリア「ッ」
イタ王「みんな______」
そうしてioは、屋上から飛び降りた。……不思議だね。みんなにとっては数秒のことでも、ioにとっては数時間に感じる。上から、大きな声と涙が落ちてくる。ioの顔も、熱くなってきちゃった。
グチャッ
鈍い音。でも、痛くないんだよ。ioの生温かい血が、白い服を赤くしていく。やっと、日帝達に会えるんだ、そう思うと、嬉しく感じてきたんだ。これってさ、みんなにとってはバッドエンド、ioにとってはハッピーエンド…だねッ!
コメント
9件
やばい、死んでからのみんなの反応が見たいなんて口が裂けても言えない..(言ってる定期
イタ王辛い時は私達が支えるからね!!