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…私達は古びた祠へ行く為長い道のりを歩いている。
ー病呪が連れ去られる前ー
「…すまんな、こんなことになってしまって」
彼女は暗い顔をして俯く。そして再び私達の方へ向いて言う。
「とりあえず伝えられることだけ伝えとく」
病呪はそう言い再び言う。
「まず奴らの居場所はわかってないんだ…確かに行ったのだけど記憶がないんだ。」
そう言うと「アルクの嬢帝ならわかるかもしれない…だけどアルクに行く前にアビスという地獄の地に行かなければならないんだ、そしてその奥地にいる2人の姉妹にアルクに案内してもらうだろう…」
「だからアビスに行く為の古びた祠に行ってくれ…あのてっぺんに灰色の建物あるだろう?あそこにあるから行ってくれ」
と、言う話だった。
山はもう緑地化されさっきまでの赤い景色は無くなっていた。
やはり病呪の力によって山が赤く侵食されていたようだ…ゾンビ系の魔物の気配は全て消えていた…
しかし、あくまでゾンビ系の魔物だけだ…他の魔物の気配はまだ残ってたから油断はできない
しばらく進んでいると黄緑色の蛇の魔物が3体現れる。
彩樹はナイフで切り裂こうとするが切れたけど蛇に噛まれ猛毒状態になった。
「…くそっ、この毒…結構強烈…」
なんとか柚梨に治してもらったものの結構危険だな…
私は刀を古い飛びかかる蛇を切り裂いてゆく。
「なんとか…倒せたね」
柚梨はそう言うと頭上から羽音が聞こえ鳥の魔物が柚梨を掴んで飛んでゆく…
まずい、柚梨が連れ去られる…
死月は「サクヒンⅠ ファストアロー」ととても早い矢が鳥の目を射抜く。
鳥は叫んで柚梨を話す。
飛ばされて5m程から柚梨は落ちてくる。
「わぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!」
柚梨は叫びながら落ちる…まずいあの距離じゃ間に合わな…
…ガシッ
彩樹は飛んで柚梨を抱きしめたようだ。
「…ふぅ、危ない落とすとこだった」彩樹は柚梨を抱えながら降ろす…
「あり…がと」柚梨は少し顔を赤らめながら彩樹にそう言った。
私達は祠に近づいて来た。近づくと巨大な鳥が降りてきた。
鳥は「キエエエエエエエエエー!」と、叫び声をあげた。
死月は「サクヒンⅥ 降り注ぐ矢」で鳥にやるも鳥は羽で矢を飛ばした。
彩樹は「邪気砲」で鳥にぶつけ、落とす。
鳥はしぶとく、叫び声をあげながら私達に突進してくる。
何とか柚梨のハンマーの一撃と私の刀捌きで抑えることができて
そのまま死月は「サクヒンⅣ 紫刀」で鳥は消滅した
どうやらこの祠の道を遮ってたようだ。
とりあえずなんとか古びた祠に到着し、中に入ってくのであった