テラーノベル
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窓のカーテン揺らす 夜の風
僕の心に風を吹かす 悪い風
夜道を照らす街灯が
歩く影を揺らしてる
君に送れない愛が
ポケットの中でまだ熱を持つ
結んで 開いて
君を模る糸の絡まり
指先だけが器用になっていく
また君に出逢えた時は
のぼせてしまいそうなこの愛を
君に縛りつけておきたいな
まだ赤に染まらない白い糸は
あやとり 遊んで
指先を器用にするオモチャ
僕の愛で赤く染まってしまえばな
君への想いで穢れたこの血でも
赤く染められないような白いあやとりを
この純粋さを忘れたくないような
僕の心を揺さぶって
悪戯に過ぎていく 夜の悪い風
悪戯にこの愛も届けてくれればなあ
オモチャの糸は 僕の愛を
君のところに雁字搦めにするんだ
あやとりで指先だけは器用にしておくから
この不器用な愛も受け取ってよね
そしたら、君の中の白い糸と僕の白い糸を
指で結んで 愛で赤く染めるから
繋がれたら離れないよう型結びしてあげる
一生白くならないような赤にしてあげる
それまではあやとりで遊んで辛抱だ
僕を眠れなくする夜の風のときは
寝させないからね 一緒に居てよ
独り遊びには飽きたから 一緒に遊んでよね
RanJam
コメント
1件
「あやとり」24話、拝読しました。詩的なリリック形式で、愛の執着を「糸」と「あやとり」のイメージで綴るのがとても巧みで、読んでいてゾクゾクしました。「僕の心を揺さぶって/悪戯に過ぎていく夜の悪い風」という一節に、不穏だけれど抗えない感情の揺れがよく現れていると思います。白い糸が愛で赤く染まっていく過程が、とても官能的で繊細で。特に「独り遊びには飽きたから一緒に遊んでよね」という最後の一行に、孤独と渇望がぎゅっと詰まっていて、胸にきました。純粋さを忘れたくないという気持ちと、相手を縛りつけたい独占欲の同居が、詩のリズムに乗ってとても美しかったです。