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「先輩〜!!私の親友連れてきました!!」
結莉の声が体育館に響いた。
「結莉、勉強会まであと30分もあるやん。」
「いいやろ。遅刻魔のお前らよりはな。」
同じ顔が並んでいる。その後ろから色素の薄い人が出てきた。
「この子が私の親友の齋藤涼音ちゃんでーす!」
「男子バレー部主将の北信介や。」
「結莉、こいつ俺らのファンじゃないやろうな?」
北さん。優しそうで、どこかさびしそうな印象を得た。
俺らのファン?って芸能人気取りの人もいるんだなぁと少し引いていた。
「この子、涼音は学年トップの成績なんですよ!!」
「ほぉ、信用できるわ。バレー部はな、特にこの双子を中心に勉強できるやつはほとんどおらんねん。」
「せやで。俺らに勉強教えてくれ。 」
話を聞くと、この双子の人はそこそこ有名らしく、ファンがいる為、勉強は北さんが教えていたらしい。
双子は2年の中でも下位20位を争うほど勉強ができないらしい。
「俺も教えて欲しい。何年生?」
「1年です。」
「1年生か、だったら俺の彼女にも教えてあげてよ。北さん、彼女呼んでもいいですか?」
「ええよ。」
キツネさんの彼女さんも勉強が苦手らしい。
「えぇな。俺も呼んでもいいですか?」
「治のところもか。ええよ。でも勉強しろよ。」
「あざーす!」
治さんの彼女も来るなどどんどん人数が増えていった。
結局、参加したのは部員の1部だったが、部員では無い人も増え、大きな勉強会となった。