❨ある夢の中❩
「あ、⬛️⬛️くん!」
‹薄緑の少女がこちらにやってくる›
(誰?)
「⬛️⬛️し⬛️の?⬛️⬛️ちゃん」
(口が勝手に…)
「あ⬛️ね…⬛️⬛️、私と⬛️⬛️し⬛️く⬛️る?」
(全然…聞こえない)
「⬛️ん、⬛️⬛️だよ」
(君は一体…誰?)
❨廊下にて❩
「ふんふ〜ん♪」
「あれ?まだいらしたんですね」
「やっほー、みのりちゃん」
「医務室に行かれるんですか?」
「そーだよ…で?」
「…保健室の隣です」
「分かった、また明日」
「はい、おやすみなさい瑞希さん」
「失礼しまーす」
「あら、いらっしゃい」
「ルカ」
「2人共、命に別状は無いわ」
「…」
「______ね、間違いないわ」
「え…」
「暁山、仕方がないわ」
「…行ってくるね」
「おーい!」
‹後ろから声が聞こえる›
(ん?)
「君の事だよ」
‹振り返ると紫髪の青年が立っていた›
(貴方、誰なんですか…)
「おや、自己紹介がまだだったねぇ」
「僕の名前は⬛️⬛️⬛️、よろしく」
(名前の部分だけ、聞こえない…)
「僕は君だからね」
(え…心の声が聞こえてる…)
「そうだよ…時間だね」
(どういう事ですか!)
「お目覚めの時間だよ」
‹光が僕を包み出したが青年は胡散臭い笑みを浮かべていた›
‹ある部屋の小窓に少女が座って外を見ている›
「…類、どうか生きてて」
‹薄緑の女性は月を見て、そう呟いた›
‹物音が聞こえた›
「…13、何聞いてるの」
‹視線の先には紫の女性が立っていた›
「別に…9413の名前が聞こえた気がしただけ」
「あいつの名前?知らないけど…」
「そう、88様に伝える」
‹そう言って13という女性は出ていった›
「 」
‹沈黙が部屋を包む›
「…私が私であるように
貴方は貴女であることを望みます
…それがたとえ欺瞞だとしても」
‹女性は周りを見渡してこう言った›
『ぼくのかみさま』
類、元気?こっちは上手くやれてるよ
88の目から逃れられてるから大丈夫
生き延びて私を迎えに来て
…草薙 寧々
‹言い切った瞬間、寧々は倒れた›
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