テラーノベル
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宮舘には彼氏がいる。でもその男はフリーター。しかも売れないバンドも掛け持ちしている為フリーターとしての収入源はほぼゼロ。
生活費用やライブで使う楽器の諸々は全て宮舘におんぶに抱っこだった。
「涼太、今月の金は?」
「もうあげたでしょ…?これ以上は渡せない」
「はぁ゛!?口答えかよッ!!」
「ち、ちがう…」
「チッ…出かける」
「…またバンド?」
「悪いか?」
「…ううん、いってらっしゃい」
「はぁ…………チュッ…チュッ……っ(口付」
「んっ…はっぅ、…んっ、、…」
「パッ……大人しく待ってろよ?」
「ん…ニコッ」
「んは……マジ可愛い…ニコッ」
こんなにもクズな男から逃げないのは、いつもこの甘い言葉に誘惑されるから。
『彼は優しい』『彼は俺がいなくちゃだめ』そう思い込ませるような素振りに宮舘の理性は壊されていく。
そんなある日のことだった。何日も何日も彼と連絡が取れない。数日前、彼はやけに機嫌が良かった。
それが何を意味しているのかは宮舘は分からなかったが彼が嬉しいのならそれでいいとなともに取り合っていなかった。
「まだ…?ご飯…冷めちゃうよ」
ガンガンガンッ!
「!……帰ってきた…」
ガチャ…
「おかえり………え?」
彼だと思って空けた玄関ドアの先には見知らぬ人々が立っていた。黒のスーツは一目で分かるほどの高級感。何人かは宮舘を睨みつけるように見てくる。
「✗✗は?」
「…か、彼ならいません…」
「チッ…しらばっくれやがった…」
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「…あ、あの…彼がなにか?」
「あ?…お前何も知らねーのか?」
「…?」
「あいつは、俺達の金を借りたまま、返さず姿を消しちまったんだよ」
「…えっ?」
この頃彼の機嫌が良かった理由がようやく解った。多額のお金を借り宮舘を放置して夜の街に遊びに行く。
バンドだと思っていたのも全ては遊びだったのだ。その借金はどんどん利息で膨らんでいき、彼にはもう支払うことができない額まで膨れ上がっていたのだ。
「あんたあいつとの関係は?」
「……─ち…ぅ…っ……──」
「は?」
「ちがう!彼がそんな事するわけないっ!…確かにっ…お金遣いは荒いけど、仕事もせず遊んじゃうこともあるけど…っ!」 「彼はそんな人じゃない…!ポロポロッ‥」
「…お前…もう“依存”しきってるんだな…」
「違う!!彼には俺がいなくちゃ駄目なの!きっとどこかで俺を待ってるの!!」
「…あんたは、あいつの“彼女”…か?」
「っ…そうだよ…俺はあの人の大切な人!!だからあの人の事は俺が一番知ってる!」 「逃げ出したなんて決めつけないでッ!!」
「…」
『おい』
「!ボス……」
「…?ポロポロッ…」
「…泣くな」
「…!」
「美しい顔が勿体ないぞ…」
「…だ、れ…?」
「…ボス、“目黒蓮”だ」
「めぐろ…れん……」
ボスと名乗り、宮舘の前に現れた大柄な男。背丈なんて彼よりもはるかに大きい。
めぐろれんは宮舘の目線まで屈み、こう伝えた。
「お前が、その身体で返済しろ」
next‥
コメント
2件
おぉ めめだて になるんでしょうか 翔太は絶対に来て欲しい✨続き楽しみです😍