こんばんは、奏佑です!
ちょっと内容ごちゃっとしてきた
気もするので近いうち終わらせます(
本編いきましょう!
※ 御本人様には一切関係御座いません。
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【 水side 】
二人を残して部屋から出ると、
ないちゃんの部屋の前にあにきがいた。
水「 あれ 」
黒「 おう 」
水「 りうちゃんは? 」
黒「 ひとしきり泣いた後に寝たよ 」
水「 あは、笑 なんか赤ちゃんみたい笑 」
黒「 せやね、心許してもらえとるみたいで俺も嬉しいわ、笑 」
水「 …あにきは、いつまで気付かないふりしてるつもり? 」
黒「 …何の話? 」 ( 笑
あにきなら分かっているはずだ。
それでも尚気付かないふりを続けるのは
りうちゃんの為なのか、
…それとも自分の為なのか。
水「 …ま、別に部外者の僕が首突っ込むことじゃないからいーけど 」
「 ないちゃんに何か用? 」
黒「 怪我の具合見とこうと思って 」
「 あとはまぁ、できることがあれば? 」
そう言うあにきの肩には救急セットを
詰め込んだリュックが掛けられていた。
水「 なら僕先に用事済ませてきていい? 」
黒「 …ええけど…、その前にまろとないこの話しとかな 」
「 ないこがこの状態じゃまろは話してくれへんやろうし…、 」
「 ないこと話してみるんやろ、必要やと思うで 」
水「 …うん、お願い 」
水「 …そっか、 」
「 いふくんの異様なまでのないちゃんへの執着心はそこからね 」
黒「 まろに関しては元からあるトラウマもそうやけど今回の件で完全に傷口に塩塗ってもうたからな 」
「 克服出来るとしたらあとはないこだけが頼りなんやけど…、 」
水「 何とか出来るよう頑張ってみるよ 」
黒「 わかった、終わったら怪我見るから部屋まで呼びに来てもろてもええか? 」
水「 はーい、 」
ー
( がちゃっ
部屋のベッドに横たわるないちゃんには、
火傷やら切り傷やら打撲跡やらの
痛々しい跡がたくさん残っている。
不器用ながらぐるぐると巻かれた包帯は
いふくんが施したものなのだろうか。
水「 …ふふ…っ、笑 いふくん優しいねないちゃん笑 」
「 出来ないならあにきに頼めばいいのに…誰にも触って欲しくないのかな 」
「 結構束縛激しそうだよいふくん、ほんとにあの人でいいの? 」
なんて手を握りながら問いかけるも、
ないちゃんはぴくりとも動かない。
水「 …ねぇないちゃん 」
「 いふくんさ、ないちゃんのこと好きすぎるから、ないちゃんが傷付かないようにって離れようとしてるよ 」
「 ないちゃんの気持ちがなんとなく分かってんのになんでそう考えるのかな…って、僕も少し考えてみたんだ 」
「 そしたら、ないちゃんの一緒に居たいって気持ちといふくんの守りたいって気持ちどっちも、恋って言葉で表せるものじゃなくて愛なんじゃないかなって 」
他の人を愛したこともなれければ
人を恋愛的に好きという感情すら
感じたことのない僕には
良くわからないけれど。
水「 全部聞いたよ、いふくんとないちゃんの話 」
「 そんな辛いトラウマ抱えてるいふくんじゃどうやってもいい方向に話進められない。 」
「 今、ないちゃんがしたいように動けば、全部思い通りに動くんだよ 」
「 今起きないと…また離れ離れになっちゃうよ…、 」
「 おきてよ…、おねがい…、ないちゃん…っ、 」 ( ぎゅうっ
我儘かもしれないけれど、僕だって
せっかく仲良くなった初兎ちゃんたちと
離れるのは嫌だから。
まるで懇願と言うのが正しいだろう。
願いの強さと比例するように、
強く、強く手を握った。
桃「 …ぅ… 」 ( ぴくっ
水 ( ! 「 ないちゃん、!! 」
桃「 ……ぃ、 」
水 「 なんて…、!? 」
桃「 ッ…いてぇよ…、怪我人だぞ…、笑 」
水「 …あは…、笑 ごめんねないちゃん…っ… 」 ( ぐすっ
桃「 しんぱいかけたね…、大丈夫、大丈夫だから… 」
そのまま、力なく笑うないちゃんに
頭を撫でられる。
水「 ッぁ、そうだ、あにき呼ばなきゃ… 」
怪我の手当をしようとしていたあにきを
呼びにいこうと立ち上がると、
袖の裾をくいっと引っ張られた。
水「 ないちゃん…、? 」
桃「 それ…あとででいいから…、まろのとこつれてって… 」
水「 え…でもそんな怪我じゃ… 」
桃「 いいから、おねがい 」
そこまで言うと今ある力を振り絞るように
僕の背中に飛び乗った。
水「 ちょっと…、!危ないでしょ、! 」
桃「 ふは…、笑 ごめん、 」
水「 …も〜…、落ちないでよ…、? 」
桃「 はぁい、ありがと 」
ー
( こんこんこんっ
水 ( がちゃっ 「 …あれ、初兎ちゃん寝たの? 」
青「 ねた 」
二人が帰ってきたことへの
安堵感の為なのか、いふくんの足を
枕にして小さく寝息を立てていた。
此方を見ようともしないいふくんは、
僕がないちゃんをおぶっていることに
気が付いていないようだ。
水「 じゃあいふくん、交代 」
青「 は、交代、? 」
片手で初兎ちゃんの身体を起こし、
いふくんの膝の上にないちゃんを乗せた。
青 ( ! 「 …ない、こ、 」
水「 初兎ちゃんは僕が部屋に連れてくから、ゆっくり話しといてよ 」
「 んしょ…っ…、 」
白「 …ぅ…、? 」
水「 あ…ごめんごめん、身体痛くするから部屋行こうね 」
白「 んん…、 」 ( ぎゅうっ
桃「 ありがといむ 」
水「 いーえ、ちゃんとお話済ませてね 」
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コメント
4件
うわ…めっちゃ気になるところで終わりますね…() 良い方向に動いて終わることを期待して続き待ってます…、w
投稿ありがとうございます! 待ってたから嬉しいです! 続き楽しみにしてます!