テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
※キャラ崩壊あります
※間違いがあります,ご注意ください
💙side
事件・事故が絶えない世の中。
俺はそんな世の中を少しは平和にしたいと,警察を目指してはや15年。
俺はもう立派な警察官になった。
そんな中,今日も警視総監に呼び出された。
まぁ…何話されるかはわかっているのだが…
🚪「コンコンコン」
💙「失礼します。」
「いらっしゃい。いつもすまないね。」
💙「いえ,お気になさらず。」
「何を話すか,もうわかるよね?」
💙「はい,また…予告状が?」
「その通りだよ。はい,これ。」
💙「ありがとうございます。」
黒い封筒に赤い薔薇のイラストの予告状。懲りねぇな…
封筒を開けると一枚の紙が。
“ごきげんよう。今宵,21時にてルフォーレ美術館に展示されている,古代の秘宝『スノーブルー』を頂戴に参ります 怪盗ロイヤル ”
ご丁寧に書きやがって…
怪盗ロイヤル。そいつはこの町では有名な怪盗で,どうやら女性に人気らしい。
白いスーツにマント。シルクハットには薔薇がついてるどっかの国王な格好をしたやつで,過去に『スノーイエロー』『スノーパープル』『スノーホワイト』『スノーオレンジ』の宝石を盗んだ悪人だ。
俺は毎回怪盗ロイヤルの担当をしているからか,顔も覚えられちまった。あいつは俺を遊び相手だと思ってるらしい。むかつく。
「もうルフォーレ美術館には予告状が届いていて,警戒しているらしい。今回も頼んだよ。君ならきっと怪盗ロイヤルを捕まえられる。」
💙「はい,お任せください。」
俺は一礼をして,部屋から退出した。
💙「はぁ…」
大きいため息と共に,勢いよく席に腰掛けた。
警視総監も君ならやってくれるって言ってくれるけど…どこから来るんだ?その自信…
怪盗ロイヤルは過去4回俺と対面してるが,すべて逃している。
まぁ…信頼を失うよりマシか…
🩷「どーしたんだよ!翔太!」
動く気力を無くしていると,バカでけえ声が聞こえてきた。
その声の主は友人であり同じチームの佐久間だった。
隣には同じくチームのあべちゃんもいる。
💙「今日もお前は元気だな…」
💚「ごめんね,お疲れのところ…」
💙「いや,いいよ,気にすんな。」
🩷「で?どうしたんだよ!」
💙「今日もご丁寧に届きやがったんだよ。これが。」
🩷「おおー!怪盗ロイヤルじゃん!今日もエレガントだねぇ〜!」
💙「よく元気よく言えるわ…」
💚「それにしても,懲りないね〜」
💙「だよなぁ!いい加減諦めろっての…」
🩷「でも結構相性いいと思うけどなぁ…」
💙「ブフー!!!」
💚「わわっ!ちょっ大丈夫!?」
飲んでいたコーヒーを思いきり吹き出した。こいつ,今なんて言った!?
💙「ゴホッ!ゴホッ!お前バカか!?」
🩷「これでも大真面目!」
💙「どこをどう見たらそうなるんだよ…」
🩷「警察と怪盗!いいねぇ!アニメみたい!」
💙「アニメの中だったらよかったかもな…」
💚「ほら,そろそろいくよ!!」
🩷「おー!わかった!じゃあな!頑張れよ!」
って言ってそそくさと消えてった。一応あべちゃんの方が後輩のはずなんだけどな…
まぁいいや,最悪あいつらに頼めばいいか…
予告時間前,今現場にいるのは,俺1人。
…毎回思うが,人少なくない?
俺1人は絶対おかしいと思うんだが…
まあ担当が俺だけだし,対して部下もいないしな…
なんて考えていた直後
🚨「侵入者,発見。侵入者,発見。」
サイレン音が鳴り響く,どうやら怪盗のお出ましのようだ
でもおかしいな…あいつ,いつもサイレン音なんか鳴らしてたか?
ま,とにかく逃げられる前にいかねぇと!
俺は美術館に入った。
裏ルートに入っていると,白い服を着た男が。
今日もなんか飲んでんな…早く去ればいいってのに…
まぁいい。この麻酔銃をぶつければいい話なんだから。
俺は壁に隠れながら麻酔銃を突きつける。
❤️「君は本当にせこいやり方をするんだね。」
なっ…!背後にいるのになんでわかるんだ…!?
❤️「君の考えていることなんて丸わかりだよ。」
💙「そうか,俺はお前のことなんて何一つわからない。」
❤️「なーんだ。僕の片思いか。」
🔫「バンッ!」
💙「お前と話す気はない。早く宝石を返せ。」
❤️「おー怖い怖い。笑」
💙「まぁ…そう言ったってお前は返さなよな…」
❤️「よくわかってんじゃん。やっぱ僕たち両おm(((」
🔫「バァン!」
💙「ぶっ◯すぞ…」
❤️「どっちが犯罪者なんだか笑」
❤️「まぁいいや,僕に追いついてみな! 」
怪盗ロイヤルはそう言って上の足場に飛んだ。
💙「あっ!おい!待て!」
こうして俺と怪盗ロイヤルの鬼ごっこが始まった。
あれから30分,追いついては逃げられてを繰り返してる。
いつも通りの鬼ごっこ…でも…なんか違う…
まるでどこかに連れて行かれてる気がする…
💙「はぁ…はぁ…やっと追い詰めた…」
❤️「もう息切れかい?歳もさほど変わらないのにね。」
ああああ!むかつく!ウルセェな!こちとら走ってんだよ!
💙「死にたくなかったら宝石を返せ…」
俺は麻酔銃を突きつけた。
❤️「…ここまでか…」
怪盗ロイヤルは手を挙げた,右手には宝石。でも,なんだかいつもの余裕の笑みとは違い,誰かを探しているような…
なんて考えていた次の瞬間ーーー
🔫「パァン!!!」
知らない拳銃の音が,俺の肩を通過した。
視界がぼやけながら赤い水しぶきが見えた。
その後すぐに痛みが身体中に響く。
なんだ…何が起こった…
❤️「ッ!」
💙「来るな!血がついたらーーーお前まで犯罪者になるだろ!その場から動くな!」
くそッ…血が止まらねぇ…どこだ…どこから…
『ッチ…急所を外したか…』
💙「誰だ…ッ!」
俺は右肩を押さえながら銃を突きつける。草むらから2〜3人出てくる。
『その男から退け。』
💙「まずは俺の質問に答えてもらおうかな…ッ」
『部外者の質問に答えるつもりはない』
💙「こいつの担当は警察だ。こいつを殺すなら打つぞッ…」
『…時間の無駄だ。お前を殺す。』
そう言って四方八方から拳銃が突きつけられる。こんな数相手し切れねぇ…
❤️「君たちの狙いはこれだろッ!」
後ろにいた怪盗ロイヤルが急に「スノーブルー」を投げる。
その瞬間宝石から白い煙が…煙幕!?
視界が見えなくなった時,急に抱えられた。
視界が晴れたと思ったら俺は怪盗ロイヤルにお姫様抱っこされていた。
いやどういう状況!?
💙「おい!降ろせ!」
❤️「肩を怪我しているのにどうやって逃げるんだ?」
💙「…」
❤️「とにかくまずは手当が先だ。」
怪盗ロイヤルに連れられたのは美術搬入口。
❤️「ここに座って。」
💙「これくらい自分でできるっつーのッ…」
❤️「警察だって,怪我人の時くらいは甘えていいだろ?」
💙「…さんきゅッ…」
そういうと怪盗ロイヤルは手際良く手当をする。
💙「そういえば…あいつらはなんなんだ,お前の手柄か?」
❤️「手柄だったら今君を手当てなんてしてない。」
❤️「あいつらの狙いは「スノーブルー」だ」
💙「でもさっきお前はスノーブルー投げ飛ばして…」
❤️「あれはフェイク,護身用に持ち込んでるんだ。」
💙「そうかよ…それで?なんであいつらは宝石を?」
❤️「スノーの宝石の伝説,知ってる?」
スノーの宝石,スノーと名前が入っている宝石は全部で9つ。はるか昔,戦争が絶えなかった世の中,9人の男たちが世界を変えて,戦争がなくなったらしく,9人をモチーフにした宝石がこのスノーの宝石らしい。
💙「確か…全部の宝石を手に入れたら世界を手にできるとか… 」
スノーの宝石は各場所の美術館に眠っており,その宝石を全部集めれば国を動かすほどの力を手に入れることができる…と言われている。
💙「でも確かそれって…」
❤️「ああ,おとぎ話だ。」
50年前にそれを証明したかった怪盗が9個全て集めたが,何も起こらなかったと言われている。
💙「でもなんであいつらはスノーの宝石を…?」
❤️「きっと知らないじゃないかな。でも,彼らが9個すべて集めて何も起こらないと知った時,彼らは必ず宝石を売る。」
❤️「あいつらが売った宝石は返ってこなかったらしい。そんな奴らに宝石を盗まれたくない。だから僕も盗んでたってことだよ。」
💙「ふーん…」
❤️「でも,君に怪我を負わせてしまった…申し訳ない。」
💙「いや,いい。よくあることだ。」
💙「さて,お前はあいつらをどうしたい?」
❤️「捕まえて欲しいかな。でも,どうやって相手するんだ?あいつらはガチの銃を持ってるんだぞ?」
💙「俺が1人でガチの銃に立つ向かうバカに見えるか?」
❤️「見えるって言ったらどうするのさ」
💙「今すぐお前をぶっ叩く」
❤️「本当に君は警察なのか…?」
❤️「まぁいいや…それで?どうするの?」
💙「仲間を呼ぶんだよ」
❤️「仲間…?」
💙「ああ,こういうのは助け合いだ。」
そう言った俺はトランシーバーを取り出した
💙『こちら渡辺,今すぐ捜査協力をお願いしたい』
💛『こちら岩本,翔太,何があった。』
💙『ちょっと事態が変化してな…』
💙『謎の組織が現れた,人数は3,4人。』
🩷『こちら佐久間!怪盗ロイヤルは今どこにいるんだ?』
💙『怪盗ロイヤルは今近くにいる。銃で撃たれたけど,怪盗ロイヤルに怪我はない。』
💚『こちら阿部,怪盗ロイヤルに…ってことは翔太は…?』
💙『ああ,肩を撃たれた,急所は外してる…』
💜『こちら深澤,肩を撃たれたって…大丈夫なのか!?』
💙『打撃はすり抜けたから今応急手当てが完了したところだ。』
💙『それで,俺だけじゃ相手しきれない,今からルフォーレ美術館に来てくれ。』
『『『了解』』』
❤️「君のチームは優しいんだね。」
💙「まぁな。」
俺たちは仲間が来るまで隠れ続けた。
💛『こちら岩本。ルフォーレ美術館に到着。』
💙『こちら渡辺,謎の組織は美術室Aにいる模様。俺らは美術搬入口にいる。』
🩷『こちら佐久間!裏口配置完了!2人と合流する!』
💙『了解』
❤️「仲間が来てくれたみたいだね。」
💙「ああ。」
❤️「俺の出番はもうないかな。」
💙「そもそも出番なんてなかったけどな。」
💚「翔太!」
🩷「大丈夫かー!?」
💙「あべちゃん!佐久間!」
❤️「じゃ,僕はここで」
💙「あ!おい!」
手を伸ばして捕まえようとしたが怪盗ロイヤルはそのまま消えてしまった。
💚「翔太!大丈夫!?」
🩷「今のって,怪盗ロイヤルだよな?」
💙「ああ,取り逃した…」
🩷「とりあえず!照たちと合流するぞ!」
💙「ああ」
ッチ…あの野郎…後片付けは全部俺たちかよ…
あれから一ヶ月が経った。
銃弾を貫通した俺の肩はやっと治り,動けるくらいになった。
💜「おお!翔太!」
💙「あ,ふっかじゃん。」
💜「久しぶり!どう?肩の調子は。」
💙「よくなったよ,これからバリバリ仕事してやる!」
💜「おお!気合い十分じゃん!」
💜「あ!そうだ,これ!」
ふっかが取り出したのは一枚の手紙,後ろには「M,R」と書いてある
💙「え,何これ」
💜「翔太宛だって。」
💙「M Rなんてスペルの友達いたっけな…」
💜「え,知らない人?てっきり知ってると思ってた。」
💙「まあいいや,さんきゅ」
そう言って俺はふっかと別れた。
んー…いくら考えてもこんなスペルの友達なんていない。
けど,どっかで見たことある字体なんだよな…
まあ一旦見てみるか。
そう思い俺は手紙を開けた
手紙にはこう書いてあった
“渡辺翔太様へ
久しぶりだね,元気にしてるかな。
君と最後に話したのは一ヶ月前のあの事件かな。
あの時君を巻き込んでしまったこと,怪我をさしてしまったこと,本当にすまないと思っている。
でも,君がいたから僕はあの組織に捕まることはなかった。本当に感謝してるよ。
君が回復するのはどうやら一ヶ月後って聞いたから僕はそれまで静かに過ごすとするよ。
また警察として働くなら,また予告状を出すね。
君との鬼ごっこ。楽しみにしてるよ
怪盗ロイヤル”
ってこいつかよ!
俺は思いっきり手紙を叩き置いた。
💙「ってかなんで怪盗ロイヤルなのにM Rなんだよ…」
ツッコミどころ多い手紙だわ…
ってかそもそも俺はお前と鬼ごっこするために警察目指したわけじゃねーっつーの!
おとなしく掴まれや…!
まあいい…ぜってぇ捕まえてやるからな…待ってろよナルシスト怪盗!
俺はそう心に誓い,仕事を始めた。
怪盗ロイヤルの予告状を何処かで楽しみにしている自分に気づくのはまだ先の話…
〜fin〜
コメント
1件
マジ最高ッス! 読んでる間もニヤニヤ止まんなかった笑