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あの騒動があってから、サンダーさんの体調も回復し、俺らは遊園地で遊びまくっていた。
【サンダー】「すまん…!ちょっとリーフから呼ばれたから行ってくる!すぐ戻ってくるから!」
【リオン】「分かりました〜!」
だけど俺は…最近また二度と癒えないような心の傷を負ってしまった。
興味本位で最近エゴサを始めると、アンチコメントが書かれていた。誰でもネットを始めれば、絶対に来るもの。俺はそれに何度も精神をやられていた。
【リオン】「せめて…バレないようにしないと…。」
通報しようとも思ったが、最近の世の中は恐ろしいもので、逆ギレされることも多いらしい…。
【男の子1】「リオンってやつさ…最近調子乗ってるよな〜wただ顔が良いだけなのにw」
【男の子2】「それなw」
【リオン】「…。」
ネットのコメントは耐えれた。だけどリアルでその一言を聞いた瞬間…何かが自分の中で切れそうな気がした。
【リオン】「やっぱり…俺って…結局報われないのかな…。」
【サンダー】「ただいま〜…って…どうした…?おい…!リオン…!」
【リオン】「サンダーさん…俺…やっぱり怖いです…。」
【サンダー】「…。一旦遊園地内にあるホテルの…昨日泊まった部屋に行こう…。立てるか…?」
【リオン】「はい…。」
〜ホテルの部屋〜
【リオン】「すみません…。せっかく…ここまで来たのに…。」
【サンダー】「いや…いいんだよ…。何があった…?」
【リオン】「言いたくないです…。」
【サンダー】「なんで…?」
【リオン】「言いたくないです…!」
【サンダー】「ちょっ…!?リオン!おい!どこに行くんだよ…!」
俺はサンダーさんにこれ以上迷惑をかけたくなくて、部屋を飛び出してしまった。心の中にある憎しみや妬みや怒りなどのネガティブな感情を、目の前に居たサンダーさんにぶつけてしまうと思ったから…。
【リオン】「もう…嫌だ…。」
俺自身はなんともなくても、心は思ったよりも傷付いていた。今更気付いても、もうこの傷は治らない。心の奥底から湧いて出てくる…この黒い感情をどうにかしたい…。
【リオン】「どうすればいいの…?」
幸せになりたい。今の俺には夢もあって、仲間も居て、比較的幸せのはず…。だけど夢も希望も命もあるからこそ、めちゃくちゃツラいんだと今更理解した。
満たされない承認欲求と、どうしても他人と比較してしまう自分が嫌いになる。きっとサンダーさんもこんな思いをしながら、今まで活動してきたのかな…?
そんなことを考えていたら、突然知らない人に声をかけられた。
【?】「大丈夫か?」