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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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ホームルームも終わり下校の時間となる。僕はあれから職員室には行っていない。けど…

br「ゔー…気になる…。」

お昼休み、kn先生はshk先生に呼び出されてた。何話たんだろ…やっぱり付き合ってるのかな…?

「まだ落ち込んでんのかよ。」

「ほら、帰るぞー!」

友達に頭を叩かれ僕も準備を始める。顔みたいなーなんてぼんやりと考えていたら廊下から大きな音が聞こえる。

廊下を覗くと階段降りてすぐの所でしゃがみ込んでるshk先生がいた。僕は咄嗟に駆け寄り声をかける。

br「え!?先生、どうしたの!?」

sh「あ、brか…ちょっと考え事してたら階段踏み外して…。」

br「保健室行った方がよくない?肩かすから一緒に行こ。」

sh「…いや、本当に大丈夫だから」

br「…だめ。絶対この後よくない事起こりそうだもん。」

shk先生の手を取り肩に回して立ち上がる。

sh「…っ!」

br「ほら、言ったじゃん…。ゆっくりでいいから。」

sh「…悪い、助かる。」



保健室に着き中に入ると先生が驚いた表情でこちらを見ていた。事情を説明してshk先生をベッドに座らせる。足首を見ると腫れているのがわかり連れてきて良かったと内心ホッとする。処方が終わり先生に手を差し出す。


sh「え?」

br「いや、その足じゃ職員室まで辛いでしょ?」

sh「いや、もう迷惑はかけれないから…」

そう言ってベッドから降りた瞬間痛みが走ったのか肩がビクッと跳ね上がり声も小さく漏れていた。

br「…嫌かもだけど、今は頼って欲しい。」

sh「……。」

僕の手を取ってゆっくりと歩き出し僕達は保健室を出た。保健の先生にお大事にーと見送られて職員室を目指す。

sh「あ…その、br有難う。」

br「どういたしまして。」

sh「…嫌とかじゃないからな?その、警戒はしてるけど。」

br「こんな状態の人襲ったりしませんよーだ。」

sh「おそっ!?」

br「あはっ、冗談だって。本当に何もしない、約束する。」

sh「お前なぁ…ったく、信じるよ。」



職員室に到着して回していた手を離す。

sh「本当に助かったよ、br有難うな。」

br「うん。でも無理しないでね?shk先生こういう時周りに気付かれないようにしたりするから。」

sh「…え?」

br「見てたらわかるよ。だから今回は無理にでも保健室に行かそうと思った。」

sh「(小声)マジかよ…はっず。」

僕がshk先生の手を取り力強く握る。

sh「っ!?な、に?」

br「…僕の前では弱い所見せてよ。笑ったりしないから。先生のそういう所見てらんない。」

sh「別にそんなつもりじゃ…。」

br「僕にはバレバレなの。先生との約束ちゃんと守るからお願い。」

sh「…わかった。」

br「有難う。あ、手ごめんなさい!」

sh「あぁ。」

br「じゃ、僕行くね。帰り気をつけて!」

sh「ん、有難う。お前も気をつけて帰れよ。」

僕は手を振って職員室を後にした。振り返るとひょこひょことおぼつかない足取りで職員室に入る先生。可愛くてついクスっと笑ってしまった。

br「先生に会えたの嬉しかったなぁ。」

今日の出来事を噛み締めながら教室に戻る。

br「…僕本気で先生の事好きなんだなー…。」

風で揺れるカーテンを見つめながらそうつぶやいた。




続く。


幼馴染と生徒がアピールしすぎて困ってます。

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