読切 『クスシキ』
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「摩 訶 不 思 議 だ - - 言 霊 は 誠 か 。 」
静かな放課後、教室でふと大森が呟いた。俺は…その言葉に、なぜか胸がざわつくのを感じた。
「偽 っ て る 彼 奴 は 天 に 堕 ち て い っ た
「っ て 聞 い た ん だ け ど も 、 彼 奴 は ど う も 皆 に 愛 さ れ て た ら し い」
と藤澤が窓の外を見ながら続ける。
俺は、誰かを想う気持ちの複雑さに思いを巡らせる。
「感 じ た い 思 い は 故 に 自 由 自 在だ」
大森がまた笑いながら言う。
俺の心にも、伝えられない想いが芽生えていた。
放課後の帰り道、後ろから大森を追いつつ眺めていると、大森がぽつりと話す。
「奇 し き 術 か ら 転 じ た ま ほ ろ ば –」
「あなたがいる、それだけで今日も生きる傷みを思い知らされる」
その言葉に、俺はは胸が熱くなる。
「愛してるとごめんねの差って、まるで月と太陽ね」
俺は心の中で呟く。
また明日会えるからいいやって、伝えられない想いをそっと胸にしまう。
夜、ひとりの部屋で俺は思い出す。
「ひ と り じ ゃ な い っ て 笑 お う 。」
「病 に な っ た 私 の 歌 を 口 ず さ ん で 歩 こ う 」
あの二人のの音楽が、俺の孤独な夜を優しく包む。
最後に、俺の頭の中にいる大森が優しく微笑む。
「 愛 し て る よ 、 ご め ん ね 、 じ ゃ あ ね - - ま る で 夜 の 太 陽 ね 」
俺は、摩訶不思議な時間の流れの中で、大切なものを見つけた自分に気づく。
「貴方をまた想う、来世も」
その想いは、静かに、でも確かに俺の中で輝き続ける。
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このストーリーは『クスシキ』の歌詞の一部
を引用しています
END
コメント
14件
なんか、とても不思議な気持ちになりました❗
初コメ失礼します! もう、、なんか、、、とにかくすごいです、、、(語彙力0
初コメ失礼します! Mrs.系で見つけて全部一気見 しまたし!