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私と兄が施設に出向いた。
川瀬優の顔を見たいって
刑事の高嶋さんが付いてきた
痩せてた白髪頭の男性が車椅子で
川瀬さん~お客様ですよ!
「来る人いるか?…」
どうぞ宜しくお願いいたします
顔を観た。
「雅恵…」
「娘の杏子です…」
「正哉さんか?…」
君は知ってて出たんだろ…
腹違いの杏子と雅恵を捨てたな…
「…親父さん…謙二が捕まったよあんた何もかも中邑家を壊したんだよな!…俺はあんたの子供じゃない杏子だってそうだろ…金に眼を眩んで財産を乗っ取ろうとした。母さんがどれだけ苦しんだのか分かるか!…」
立ち上がり
正哉さんすまなかった…刑事さんの前で手を出した。
中邑慎一が本当の父親だったが病死してた
「私の両親を返してって言わないが…姉達が言ってましたよ川瀬の父親が病死した慎一の代わりに入り込み婿養子になってたって…だから姉達が出ていったのよ!」
「杏子止めなさい。高嶋さん頼むよ、川瀬を逮捕してくれ!」
泣いてた杏子を抱きしめた。
中邑さん行きますよ。
施設内がざわめいてた…
施設の受付で滞納した分払いますので…
「先払いされてますよ」
「どちら様が来ましたか…」
「瀧澤陸さんっていう方が見えましたよ。聞きたい事か、本当の中邑一族の父親なのかって、言付けがあります」
手紙…
「杏子帰るよ」
「これ渡して兄さん…」
「川瀬の父がお世話になりました」
寄付金の封書、お菓子の詰め合わせ、五個を差し出した。
事務員達が驚いて恐縮してた
杏子?
お腹が痛いわ…
抱き上げた。
救急車呼ぶより自家用車で病院に出向いた。
兄さん~!!
「待ってろ!真之介を呼ぶからな!」
瀧澤いるか!杏子が子供産まれそうだ!
「杏子さんが産まれる?」
馬鹿野郎~笑っ
杏子を抱き上げた。
受付に来たが
車椅子を持ってきた若い女性が
「お使いください」
保険証明を提出した時
杏子の生年月日が
46年産まれ?…
「兄さん…これ佐和子姉さんの出したの…私のこっちよ…」
看護士?…杏子が破水した…
水溜まりがある…
はぁ!…
麻美?…お義母さんが子供産まれそうだって!
「え?章吾さんどこの病院なのよ!」
50で子供産まれたら母親の体大丈夫なのかしら…
だから迎えに来ただろ!」
私トラウマ?…
「お前もお義母さんに似てるな笑っ」
「いいから早く連れて行けって!」