新ストーリー連載を開始したいと思います!
⚠️太宰さんキャラ崩壊
⚠️痛々しい表現あり
⚠️自傷◯為
地雷さんは見ない事をお勧めします
では、本編へどうぞ!
静かな部屋の中に鳴り響く痛々しい音。何かを切っている音と水滴の音が鳴る。
ザシュッザシュッ
太宰「…….」
腕から赤い水滴が滴り落ちる。
太宰「あ〜ぁ、死にたい」
独り言を呟く。
太宰「….そろそろ辞めた方が良いかな」
床に赤色の水溜りが出来ていた。
太宰「でも、まだ足りないな」
ザシュッザシュッパカッ
太宰「い”ッ…!」
傷口が大きく開く。其処から大量の液体が流れてきた。それを見つめるのもいつもの日課だ。
太宰「ふぅ〜、流石に辞めよう」
そう言って立ち上がると世界が一回転した。
太宰「うわッ」
バタンッ
勢い良く倒れる。
太宰「….もう此処で寝よう」
目を閉じて暫くすると意識を手放した。
ピンポーン
中也「….彼奴、居ねぇのか?」
もう一度押してみる。
ピンポーン
中也「….チッ」
諦めて合鍵で扉を開ける。
ガチャン
中也「邪魔するぜ」
一言そう言うと玄関を上がり家の中を探索し始める。一階に姿は無かった。二階に上がろうとして階段に一歩踏み出すと嗅ぎ慣れた匂いがする。
中也「….まさかッ」
嫌な予感がして勢い良く階段を駆け上がる。
中也「太宰ッ」
太宰「…..」
其処には赤い水溜りの上に寝っ転がっている太宰の姿があった。
中也「死んでんのか…?」
首元に手を当て脈がある事を確認する。
中也「はぁ〜」
包帯を解き始める。
中也「またやってたのか…」
太宰「んッ…」
中也「起きたか?」
太宰「ちゅ、や…?」
中也「動くな、傷が開く」
太宰「…何で中也が此処に居るの?」
中也「…嫌な予感がしたからだよ」
太宰「ふふ、矢張り君の勘は良く当たる」
中也「……」
太宰「い”ッ…」
中也「我慢しろ」
太宰「ふぅ”ッ」
中也「……」
中也『又痛々しい傷作りやがって…』
太宰「もう終わった?」
中也「あぁ」
太宰「…帰らないの?」
中也「あぁ?何でそんな事聞くんだよ」
太宰「君は嫌な予感がしたから来たのだろう?用は済んだのだから帰るのかと思ってね」
中也「今日は此処に泊まる」
太宰「…はぁ?」
中也「俺が居なくなったら又するだろ」
太宰「…..(言い返せない)」
中也「だから今日は此処に泊まる。仕事帰りだから風呂借りるぜ?」
太宰「…好きにすれば良いよ」
中也「そりゃどうも」
ガチャン
太宰「……」
カッターと赤い水溜りを見つめる。
太宰「汚れが落ちなくなるし片付けようかな」
布で水溜りを拭き始める。
太宰「痛ッ」
さっき作った傷が痛む。
太宰「あ、染みちゃってる」
包帯越しに赤色の液体が染みていた。
中也「大丈夫かぁ?」
太宰「…君居たの」
中也「今来たんだよ」
太宰「そう」
中也「…染みてるじゃねぇか」
太宰「…….」
中也「変えるからこっち来い」
太宰「…別に変えなくて良いよ」
中也「はぁ?」
太宰「このまま出血死すれば良い」
中也「….はぁ〜」
包帯を持ち無理やり腕を持ち上げる。
太宰「痛いよッ」
中也「うるせぇ」
手際良く包帯を変える。
中也「もう終わったぞ」
太宰「……」
中也「俺は明日も仕事だから寝る」
太宰「…分かった」
中也「寝てる間に切るんじゃねぇぞ」
太宰「……」
太宰「……」
中々、眠りに付けなかった。
太宰『今日も死ねなかったな』
罪悪感が心を突き刺す。
太宰『中也、もう寝てるのかな』
覗くと目を瞑って寝息を立てていた。
太宰『そりゃ寝てるよね』
寝ようと目を瞑るが矢張り寝れない。
太宰『…切りたい』
そう思うとカッターが目に付いた。
太宰『…少しなら良いよね』
昼夜を起こさないようにベットから起き上がる。時計を見ると深夜の三時だった。
ガチャン
中也「…..」
お風呂場に着いた。
太宰「….早く切りたい」
カッターの音が鳴り響く。
ザシュッ
再び赤い液体が垂れ流れる。
切る度に幸福感が太宰を襲う。
それと同時に中也の言葉を思い出す。
中也《寝てる間に切るんじゃねぇぞ》
太宰「あッ….」
思い出した瞬間一気に罪悪感が太宰を襲う。
太宰「切っちゃった….!」
目頭が熱くなる。
太宰「どうしようッどうしようッ」
背後から物音が聞こえる。
太宰「ッ!?」
中也「何やってんだよ」
太宰「ちゅう、や…」
中也「…..」
無言で太宰の周りを見つめた。
中也「…又切ったのか?」
太宰「……コクッ」
中也「ったく、部屋戻るぞ」
太宰「うん…」
決して中也は太宰を怒らなかった。
中也「手前、其の癖治って無かったのかよ」
太宰「…..」
中也「何時もこんな事やってんのか?」
太宰「…..」
中也「…調子狂うぜボソッ」
太宰は昔みたいに目に光が無く無口で下を向いて俯いていた。
中也「何かあったのか?」
太宰「…無いよ」
中也「手前はこう言う時の嘘は相変わらず下手くそだな」
太宰「…五月蝿い」
中也「で?何があった」
太宰「……」
中也「…“昔の事”を思い出したのか?」
太宰「ッ」
中也『図星か』
中也「何をそんな溜め込んでる」
太宰「何でも無いよニコッ」
中也「ッ」
中也『お得意の嘘笑い、か』
太宰「…本当に何でも無いんだ」
中也「…明日、探偵社に行くのか?」
太宰「当たり前だろう?」
中也「辞めた方が良いぜ」
太宰「何で?」
中也「その顔で出勤してみろ、心配される」
太宰「…其れなら心配要らないよ、私の演技は誰も気づかない」
中也「……」
太宰「心配性だと禿げるよ笑」
中也「…明日ポートマフィアに来ねぇか?」
太宰「…何故?」
中也「一回、話ちまった方が楽だろ」
太宰「……」
中也「明日ならボスも居る」
太宰「…じゃあ、甘えさせて頂こうかな」
中也「探偵社には俺から連絡しておく」
太宰「気が効くじゃないか笑」
中也「うるせぇ」
目覚めた時には窓から光が差し込み部屋を明るく照らしていた。
中也「起きたか?」
太宰「…まだ居たの?」
中也「ボスに話は付けてある」
太宰「…君って本当に狗だよね笑」
中也「狗じゃねぇよ!」
プルルルルルッ
中也「…手前が中々起きねぇから電話が出来なかったんだよ」
太宰「…中也、後は宜しくね」
中也「チッ」
ピッ
国木田「やっと出たかこの唐変木がッ!何時まで寝ているつもりだ!遅刻だぞ!」
中也「悪い事したな、探偵社」
国木田「ッ!お前はポートマフィア!?何故太宰の電話に出ている!」
中也「ちっと色々あってな、それより今日太宰は休む」
国木田「どう言う事だ!」
中也「…具合悪いんだよ」
国木田「…そうなのか?」
中也「あぁ、今から病院連れてくから休む」
国木田「了解した」
ピッ
中也「…手前って昔も今も変わらねぇな」
太宰「どうも」
中也「褒めてねぇよ」
どうでしたか?
今回も妄想が激しいですね…。
苦手な人がいたらすみません💦
次回は❤️700で投稿します!
では、また次回!
コメント
20件
最高かよ……………
え、天才…?