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神ですね!続き待ってます!(初コメ失礼)
第一話なのに思っていたより❤️の数が多くてびっくりしました!
まさか❤️が1000超えるとは思いませんでしたw本当にありがとうございます!
⚠️太宰さんキャラ崩壊
⚠️自傷◯為
では、本編へどうぞ!
太宰「…変わらないねぇ」
中也「そうか?」
太宰「そんな事も分からないのかい?」
中也「うるせぇよ」
見上げても上が見えない位の大きさのビルの前に来た。其処は今も昔も変わらない風景だった。
部下「中原幹部、其方の方は?」
中也「ボスに呼び出された奴だ」
部下「了解しました」
中也の部下が扉を開ける。
太宰「……」
中也「行くぞ」
トタトタトタッ
太宰『本当に変わらない』
中也「何でそんなに無言なんだよ」
太宰「森さんに何て会いたく無いからだよ」
中也「ったく…」
最上階の扉の前に立つ。
コンコン
中也「中原です」
森「入って良いよ」
中也「失礼します」
ガチャン
森「随分と遅かったねぇ」
中也「申し訳ありません」
森「別に良いのだよ」
太宰「…..」
森「久しいね、太宰くん」
太宰「…お久しぶりです、森さん」
森「それで、どうしたのかな?」
中也「太宰、一回手前は違う部屋に行け」
太宰「何でよ」
中也「良いから」
太宰「…..」
ガチャン
森「…で、どうしたのかな?」
中也「実は太宰が昨日荒れまして…」
森「太宰くんが?」
中也「はい」
森「…もしかしてあの癖かい?」
中也「その通りです」
森「治ったとばかり思っていたのだがねぇ」
中也「俺もそう思っていました」
森「症状は?」
中也「自傷・幻覚・幻聴・過呼吸ですかね」
森「酷くなってるねぇ…」
中也「彼奴、焦点が合ってませんでした」
森「…取り敢えず太宰くんを呼ぼうか」
中也「分かりました」
太宰「……」
静まり返った部屋の中に物音一つ鳴らさずに一人で考え事をしていた。
太宰『森さんはくだらないと思うだろうか』
太宰『中也は呆れるだろうか』
太宰『みんな心配なんてするのだろうか』
太宰『…幾ら考えても答えが出ない』
太宰『やばい、切りたくなってきた…』
ポケットに忍ばせておいたカッターを取り出す。カチカチッと音がするとその後に痛々しい音が鳴り響く。
ザシュッザシュッ
太宰「…….」
太宰『切りたく無いのに切りたい…』
ザシュッザシュッ
太宰『どうすれば良いの?』
ザシュッザシュッ
太宰「みんな私を必要としていないボソッ」
ザシュッザシュッ
太宰「苦しいッ…!ボソッ」
痛々しい音と水滴の音と呼吸音が響く。
太宰「ヒュッヒュッ」
ザシュッザシュッ
太宰『止められないッ』
ザシュッザシュッ
太宰『誰かッ誰かッ』
ヒュッヒュッ
太宰「助けてッボソッ」
中也「太宰?」
部屋の前に立つと話し声が聞こえた。
中也『話し声…?』
中也「太宰?」
太宰「助けてッボソッ」
中也「!?」
ガチャ
中也「太宰ッ」
太宰「ヒュッヒュッ」
其処には赤色の液体が付いたカッターを持って焦点が合っていなく過呼吸になっている太宰の姿があった。
中也「太宰ッ!」
太宰「助けてッ助けてッボソッ」
中也「目を覚ませッ俺は此処に居る!」
太宰「ゴホッ…ちゅ、や」
中也「俺と息合わせろッ」
太宰「ふぅ”〜、ヒュ〜、ふぅ〜….」
中也「…落ち着いたか?」
太宰「コクッ」
中也『ボスの処に連れて行くか』
ガチャン
森「おかえり、ってどうしたの!?」
中也「ボスッ太宰が!」
森「応急処置しないとッ」
森「…太宰くん、落ち着いた?」
太宰「はい」
森「さっきの事、覚えてる?」
太宰「…はい」
森「太宰くんは切りたいの?」
太宰「…切りたいけど切りたく無い」
森「…分かった」
太宰「森さん」
森「どうしたの?」
太宰「私って必要とされてる?」
森「!…必要に決まっているだろう?」
太宰「…そっか」
森「太宰くん、単刀直入に言うけどストレス溜め込みすぎだよ」
太宰「……」
森「少しは発散しないと」
太宰「…はい」
森「中也くんだって心配しているんだよ?」
中也「……」
太宰「……」
森「太宰くんの社長に話は付けてあるよ」
太宰「!?…社長に?」
森「うん、今の君は危なっかしいからね」
太宰「……」
森「心配しなくても大丈夫だよ」
太宰「はい…」
森「中也くん」
中也「はい」
森「今日は休養を取らせるから太宰くんと一緒に居てあげてね」
中也「分かりました」
森「何かあったら遠慮なくいつでも連絡して良いからね」
中也「ありがとうございます」
ガチャン
森「…心配だねぇ」
中也「……」
森《太宰くんは鬱病と双極性障害だと思うよ》
中也《鬱病?双極性障害?》
森《気分の上がり下がりが激しくなったり感情のコントロールが難しくなる病気だよ》
中也《……》
森《多分、又自傷を繰り返すと思う。だけど、絶対に無理やり止めたら駄目だよ?》
中也《何故です?》
森《止めると尚更切りたくなっちゃうからね》
中也《分かりました》
森《少しずつで良いから切る回数を減らしてあげるんだ。それだけでいい》
森《後は相談に乗ってあげるとか話を聞いてあげるとかなるべくストレスを減らしてあげるのも大切だよ》
中也《分かりました》
森《それにさっきも言ったけど気分の上がり下がりが激しい。中也くんもそれに沿って相手をしていかなきゃ行けなくなる》
中也《…..》
森《つらくなったり苦しくなったりしたらいつでも言ってね。でも、出来るだけそうなる前に言って欲しいけど》
中也《…分かりました》
森《…大変だと思うけど頼りにしているよ》
中也「……」
太宰「…どうしたんだい?」
中也「いや何でもねぇ」
結局、家に着いたのは夕方頃だった。
中也「ただいま〜」
太宰「ただいま…って言うか此処君の家じゃ無いでしょう?」
中也「そう言えば、暫く此処に泊まる事になったから宜しくな」
太宰「…はぁッ!?」
中也「ボスからの命令だ」
太宰「…はぁ〜、君って本当に狗だね」
中也「狗じゃねぇよ!」
それからご飯を食べお風呂に入った。でも太宰は癇癪を起こさなかった。矢張り一人の時に自傷するようだ。
中也「おい太宰」
太宰「何だい?」
中也「俺はお前の自傷には口を出さねぇ」
太宰「急に何を言うと思ったら。…君は私の自傷の監視をしに来たんじゃ無いのかい?」
中也「監視じゃねぇ、様子見だ」
太宰「…じゃあ、私が切ってるの見ても君は何も言わないかい?」
中也「言わないって訳じゃねぇが無理な強要は絶対にしねぇよ」
太宰「…そう」
中也「だから自分で加減しろよ」
太宰「…分かったよ」
中也「後、思った事があったら何でも言え」
太宰「…何でも?」
中也「そうだ」
太宰「…分かった」
どうでしたか?
最近、インフルエンザなどがまた流行り始めましたね💦
みなさん、体調管理をしっかりして体調を崩さないようにしてくださいね💦
次回は❤️700で投稿します!
では、また次回!