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信じて欲しかっただけ──

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信じて欲しかっただけ──

1 - 信じて欲しかっただけ──

♥

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2024年09月08日

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⚠︎注意⚠︎

・主はノベルを初めて書くので下手です

・口調迷子



















私はこれからどうすれば善いのだろうか。

嗚呼、済まない自己紹介がまだだったね

私の名は太宰治

訳あって私は探偵社を辞めることになったんだ

何故って?私は嵌められたんだ。

ブス子だっけ?モブ子だっけ?まぁどちらでも善いか

そんな名前の人だったね。慥か乱歩さんが長期出張に行っていてね

無実を証明してくれる人が居なかったんだ

私が探偵社を辞めることになった出来事を聞いてくれ給え


其の日は会議が有ってね

社長「この探偵社に裏切り者が居るとの情報が有った」

「見つけたら私に教えてくれ」

と云う話だった

正直誰が裏切り者なのかなんて直ぐに判ったんだ

なら、早く報告しに行くのが普通だろうね

善い自殺方法を思い付いてしまってね

其の日は自殺方法を試す為に帰ったんだ

勿論、其の自殺方法も失敗に終わったよ

其の間に私が犯人に仕立て上げられていたようでね

ブリ子「あのぅ♡」

国木田「如何した」

ブリ子「これなんですけどぉ♡」

国木田「何ッ!社長に報告しなければ」

勘のいい人なら何を国木田君に見せたか判るんじゃないか?

そう、捏造した動画だよ 私を犯人にする為のね

勿論、真面目な国木田君の事だから直ぐに報告しに行ったんだろうね

緊急で皆が集められてね まぁ、想像はつくだろう?

社長「犯人が判った」   「犯人は太宰だ」

敦「太宰さんがそんな事する訳ないですよ!」

と敦くんは必死に社長を説得しようとしてくれていたけどね

此方には無罪を証明する証拠がない  説得は無理だと敦くんは恐らく判っていた  その上で説得しようとしてくれた敦くんには感謝しているよ

太宰「社長、私はそんな事はしていません」

「”信じて”ください」

勿論、私も反論はしたさ 説得は無理だったよ

社長「太宰、済まないが証拠がある以上信じる事は出来ない。」

「太宰には探偵社を辞めてもらう」

太宰「…判りました」

「今迄有難うございました」

それで私は探偵社を辞めることになったと云う事だよ

太宰「織田作、矢張り私は誰にも信じて貰う事は出来ないのだろうか」

織田作はもう居ないって判っていてもこの時だけは、織田作が隣に居てくれている様に思えたんだ

太宰 「私を信じてくれるのは君しか居ないのだろうか。織田作…」

織田「きっと他にもお前を信じてくれる人は居ると俺は思うぞ」

太宰「織田作がそう云うならそうなんだろう」

「なら、もう少し生きてみても善いのかもしれないね」

「じゃあね織田作、又会いに来るよ」

そう云って私は家に帰った

太宰(今なら自殺しても迷惑を掛けずに済むのではないだろうか)

(信じて欲しかったな)(私を信じてくれる人は居ないのだろうか)

などと家に着いてからはずっとそんな事ばかり考えていた

今日はもう寝ようと思った時、チャイムが鳴った

太宰「どちら様ですか…」

???「太宰さん!」

そこには敦くんが立っていた

太宰「敦くんか…如何したんだい」

何時もなら理由くらい直ぐに当てることが出来るが

今日は精神的に参っていてそう聞くしか無かった

敦「大丈夫か心配になったんで太宰さんに会いに来たんですよ」

太宰「そうかい、其れは嬉しいな…」

「私なら大丈夫だよ、其れより探偵社に戻った方が善いんじゃないかい」

「国木田君に怒られるのではないか」

敦「其れなら大丈夫です!」

「仲間を疑う人は仲間じゃありませんからね」

「辞めてきましたよ!」

敦くんは笑顔でそう云ったけど、私は吃驚したよ

真逆、私の為に探偵社を辞めてきたなんて思わなかったんだよ

敦「僕は太宰さんを信じてますから!」

太宰(織田作…君の云う通りだったね)

「今日は泊まっていくかい?」

敦「御言葉に甘えて泊まっていきます!」















太宰「私はそろそろ寝るよ」

敦「そうですか、おやすみなさい」

太宰「おやすみ」

そう云って部屋に来たのが11時くらいだったかな

だけども、なかなか寝る事が出来ない  其の時、ズキッ

太宰「い”ッ」

頭痛が酷かった

余りの痛さに私は、蹲ってしまった

太宰「痛い…」

「誰か…助けて…」

私は敦くんの居る部屋に行こうと思いベッドから降りた

太宰(痛い…痛い…痛い…)

バタッ

私は痛みに耐えられなくなって倒れた

太宰(嗚呼…痛い)

ガチャッ

ドアが開いた、そこには慌てた顔の敦くんが居た

敦「太宰さん!」

「大丈夫ですか、って大丈夫じゃないですよね」

太宰「敦くん…」

敦「はい!」

(こういう時って如何すれば善いんだ!)

太宰「敦くん…?」

敦「太宰さん!一寸待ってて下さい!」













敦「着いた!」

「中也さん!」

中也「あ?慥か手前は…探偵社の」

敦「太宰さんが大変なんです」

中也「太宰が?」

敦「来てください!」












ガチャッ

敦「太宰さん!中也さん連れて来ました」

太宰「ちゅうや…?」

中也「そうだが…大丈夫か?」

太宰「来るの遅い…」

中也「あ”?なんで俺が手前なんかの為に来なきゃいけねぇんだよ!」

太宰「でも、来たじゃん」

中也「其れは!敦が連れてきたからだよ!」

太宰「中也煩い」

中也「なんだ手前!」

太宰「煩い…頭痛い」

中也「其れは済まねぇ」







中也「ちっとは良くなったか?」

太宰「うん、有難う中也」

中也「良くなったんなら寝ろ」

「俺はもう帰る」

太宰「帰るの?」

「傍に居て欲しい」

中也「…判った」

太宰「中也は”僕”を信じてくれる?」

中也「嗚呼、信じるさ」

太宰「そっか、それなら良かった」

「おやすみ」

中也「おやすみ」









太宰「ここは何処だ?」

「敦くん!」

敦「来ないでください」

太宰「え?」

敦「正直に言います僕は太宰さんの事を信じてません」

太宰「そんな…」

「中也!」

中也「此方来んなよ」

太宰「なんで…!」

「信じるってさっき…!」

中也「本当に信じて貰えると思ってたのかよ 」

「信じる訳ねぇだろ」

太宰「御免なさいッ…御免なさいッ!」

「お願いだから、”僕”を信じて…」

「__い!」

「だ__!」

中也「太宰!」

「すっげぇ魘されてたけど…」

太宰「厭な夢見た…」

中也「大丈夫か?」

太宰「うん、大丈夫だよ」

「心配掛けたね」

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