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オーターさんとの出会い
学校に入りしばらく日にちが経った頃
セツ)えーっと…日常用品を買わなきゃね…
日常用品を買おうと街中に出ているとやけに街中が騒がしいことに気付いた
セツ)(なんだろ…男女関係なくザワザワしてるけど…女性がやけにある場所に向かっているような…)
気になって女性が向かっている方向に向かうと…
オーター)ちょ…私は忙しいので…あの…
と、困っている神覚者のオーターさんがいた
セツ)…(大丈夫かな……)
少し遠巻きに見ているとオーターさんの手を無理やり掴んでいる女性が目に入った
セツ)…流石に可哀想だな……
走ってオーターさんの側まで行き手を掴んで女性軍から抜け出した
路地裏
セツ)はぁ…はぁ…
オーター)な、なんなんですか…いきなり
オーターさんは私の手を振り払って手を拭いた
セツ)オーターさん、多分ですけど今日は気分転換がてらに街に来たんですよね?
オーター)!!
セツ)み、身構えないでください!目の下のクマ…酷いですし、多分ココ最近休めなかったんですよね?
オーター)はぁ……そうですよ…
オーターさんはメガネを掛け直し「私はもう行きます」と言って去ろうとしたが私がオーターさんの腕を掴んで「街を歩くのも構いませんが、歩く時間があるのならば寝ては?」と言うとオーターさんは「私は…この国が好きです、街も…見れなかった間、何処が変化したのか知っておきたいのです」と言った
セツ)…なら、ちゃんと終わったら寝てくださいね?
オーター)貴方に心配される必要は有りません、それでは
セツ)……
それ以降会うことは無くなったが……
ある日
この日はたまたま暑くて夜の散歩がてらアイスを買いに行こうと街を歩いていると…
フワッ
セツ)!?
ヒート特有の甘い匂いが鼻を触った
セツ)なに、これ…
この時の私は薬を持っておらず直ぐに匂いに当てられた
セツ)(な、なにこれなにこれ…なんか、ボーってする…)
そして私は…無意識に匂いの元までフラフラと向かった
路地裏
セツ)はぁ…はぁ…
体は勝手に動くが頭は全く動かないまま私は路地裏まで来た
セツ)あ、れ…?
頭の働かないまま私が見た光景は顔を真っ赤にし涙目のオーターさんが居た
オーター)!!(ま、まずい…早く、逃げなければ……)
逃げようとしたオーターさんを私は押さえ付けた
セツ)ごめん……なさい、おーたー…さん…
オーター)やめッ…脱がせるな!
セツ)別に…殺されてもいいんで…理性が……効かなくて…
朝
セツ)ん、ん…
気づけば私は変わった部屋に居た
セツ)ん”〜…(頭…いった……どこだ、ここ…)
体を起こし部屋をうろちょろ歩き回ると見知った後ろ姿を見かけた
セツ)オーター…さん?
オーター)!!
オーターさんは驚いて後ろを振り向き私の姿を見かけ少し安堵した顔をした
セツ)あ、あの…オーター…さん?
オーター)お前…私を押し倒して起きながら直ぐにぶっ倒れたんだぞ
セツ)そ、そうなんですか…?もう覚えてなくて…
少し困ったように笑うとオーターさんに「病院に行って御前専用の薬をもらってこい」と言われた
セツ)薬…?私専用…?
オーター)あぁ、DOMとSubって分かるだろ
セツ)!!えっと…わ、分かりました
オーター)あともう帰れ
セツ)は、はい
オーターさんに冷たく言われたが何処か心配している顔をしていた
これ以上負担をかける訳にも行けないので私はオーターさんの部屋から出て自分の部屋に向かった
その後私は病院に行きDOM専用の薬を貰いその薬を今でも服用している
病院に行ったあと、オーターさんにお礼を言いそこで関係が切れるかと思ったが…オーターさんがちょくちょく学校に来たり街でばったり会ったりしてなんだかんだ交流は続き…今では恋仲になった