コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
私は昔、「寂しさ」だった。
パカッ
寂しさ 「おっ!?」
水風船みたいなものから一人の女の人が出てきた。
寂しさ (あぶなー。尻餅着くところだった。それにしてもここどこだろう?)
周りを見てみると今出てきた水風船みたいなものしかなかった。
寂しさ (なんか暗くて、寂しいな。)
寂しさは座り込んだ。
寂しさ (誰とも話さないままこのままずっと一人で生きていくのかな?そんなことはないって分かってるけど寂しい…。寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい。)
そんなことを思っていると、「ドカンッ」という音が何回も聞こえた。
寂しさ (えっ?なになに?)
びっくりして周りを見回してみると、そこには小さな扉があった。
寂しさ (あっ!扉があったんだ。)
寂しさは扉を開けた。
そこは火薬の匂いが充満していた。
寂しさ 「ゴホッ。ゴホッ。火薬くさ~。ん?」
そこにはサングラスをかけた男の人が居た。
寂しさ 「こんにちは。」
??? 「こ、こんにちは。」
寂しさ (よかった。人がいて。ずっと一人だと思っていた。)
男の人は本を持っていた。
寂しさ 「なにその本?見せてー?」
??? 「いいですよ。」
そう言って男の人は『人格一覧表』のページを開いて渡した。
寂しさ 「へー。こんなに人格の種類ってあるんだー。君はなんの人格なの?」
??? 「えっと…。」
チャライ 「チャライです。全然チャラくないんですけど…。」
寂しさ (チャライ君ね~。「寂しさ」って言うのはあれだからこの本に載ってる「メンヘラ」にしようかな。)
メンヘラ 「あはは。そうなんだ。私はメンヘラ。よろしくね。」