魔理沙「クッ!」
キ「どうした?そんなもんか?」
キラーが、私を蹴り上げる、ギリギリ腕を挟んだが、かなりの威力だ。
霊夢「よそ見してんじゃ、ないわよ!」
そう言って、霊夢が御札を投げつける。
だが、
キ「おぉ、危ないね」
そう言うとキラーは、顔色一つ変えずに避ける。
正直言って、今までの相手とは別次元かもしれない、いや、皆んな殺し合いをしないだけで、このくらい強いのだろうか?
どちらにせよ今は、
魔理沙「アンタを倒すことに集中するよ!」
魔理沙「喰らえ!魔符『ミルキーウェイ』」
そう言って、私の『スペルカード』を解き放つ、スペルカードは弾幕ごっこにしか、使えないなんてことは無い、
ただ、皆んな遊びだからマジで使わないだけなのだ。
それを今、最大火力で、目の前の敵を消しにかかる。
キ「ほう、綺麗な星だな。」
そう言って、キラーが、ナイフをポケットから取り出すと、
«シュン!»
魔理沙「なにっ!?」
なんと私のミルキーウェイを真っ二つにしてしまった。
キ「へへへ、かなりの威力があったようだが、オレを殺したきゃ、本物の星でも降らせるんだな。」
魔理沙「チッ!!」
奴は桁違いだ。
だが、サンズの為、幻想郷の為に、ここで負ける訳には行かない。
キ「さぁ、もうチェックメイトか?」
そうして、キラーが、ナイフを振り上げた瞬間、思わず口角が上がる。
キラーが、それに気付き、
キ「ほう、まだ何かあるのか?」
と、問うと、
霊夢「後ろを見れば分かるわよ。」
そう、私でない、博麗霊夢の返事が帰ってきた。
霊夢「夢符『二重結界』」
その瞬間、霊夢とキラーが、結界の中に閉じ込められる。
キ「これは…」
そして、霊夢を中心に津波のような弾幕が、キラーを囲む。
霊夢「さぁ、幻想となり、散りなさい!」
霊夢の弾幕が、御札が、量を増やしていく。
そして、
«ドォォン!!»
確実に命中した。
魔理沙「やったか!?」
霊夢「あんたそれ、言っちゃダメなやつじゃない?」
その後、霊夢がそんな事を言ってくる。
魔理沙「ん?なんでだ?」
霊夢「いや、だってそれを言った時って大体…」
キ「やれてない、ってな。」
魔理沙「なに!?」
霊夢「やっぱり…」
モクモクと煙が上がる中、キラーが、姿を現した。
自分の身体を龍?のような骨に身を隠して。そして、
キ「今のは良かったぜ、1番危なかった。」
そんな事をひょうひょうと言ってきた。
霊夢「あら、それじゃあ何か貰えたりしないかしら?」
キ「こんな時に何が欲しいんだ?」
霊夢「私の欲しいものはいつも決まってるわ。」
霊夢「因みに、素敵なお賽銭箱はそこよ。」
そうして、霊夢は自分の神社に指をさした。
キ「なるほどな、だが生憎持ち合わせがないんだ。変わりに骨か、ナイフでも、くれてやるよ。」
霊夢「残念ながら、それはお断りよ。」
キ「だろうな。」
そしてまた、2人が向かい合う。
まったく、私なんて眼中に無いか。
それじゃあ、ここで1つ、面白いものを見せてやろうか。
魔理沙「恋符『マスタースパーク』」
霊夢「は?」
キ「ほう、」
そんな、霊夢の素っ頓狂な声と、キラーの考える声が、聞こえる。
魔理沙「おらー!喰らえー!!」
キ「ほらよ!」
その瞬間、先程の龍?の骨が、また出てき、今度は口から光線を吐いてきた。
魔理沙「チッ!そんなカッコイイ技使えるなら、名前くらい考えろよ!」
キ「名前は一応あるさ、『ガスターブラスター』って、言うのさ。」
魔理沙「名前もカッコイイじゃないか!クソッタレ!!」
«ゴゴゴ»
そんな事を言い合ってる間も2つの光線が、ぶつかり合う。
霊夢「あんた急に何してんのよ。」
魔理沙「うっせぇ!私をほっといて楽しそうに、遊んでるからだ!私も混ぜろ!」
霊夢「はぁ、」
そうして、霊夢が、弾幕を展開し、勝負を決めに行くが、
どうやら、ブラスターを撃っている間も動ける様で、キラーは、嘲笑いながら弾幕を避ける。
魔理沙「設置型だし、威力もあるし、名前もかっこいいし、デメリットも無さそうとか、ぶっ壊れだろ!あんなもん!」
キ「なら、もう諦めたらどうだ?」
魔理沙「死んでもするか!」
そうして、ブラスターとマスタースパークが、衝突し合い、爆ぜる。
魔理沙「忘れるなよ、あんたは、幻想郷の異変解決専門家を2人も同時に相手してるんだ。」
キ「へへへ、そうだな、だが、もう1人のお友達は、大丈夫かな?」
そう言って、キラーは、サンズの方に指を指す。
サンズは、頑張って耐えているが、限界が近そうだ。
霊夢「チィィ!」
魔理沙「早く行かないと、まずい!」
このままでは耐えきれない、そんな事は、火を見るより明らかだ。
キ「そんなによそ見をしろとは、言ってないぜ?」
魔理沙「あっ…」
次の瞬間、キラーのナイフが飛んでくる。
どちらも反応が遅れた。
当たると思った、次の瞬間。
«カキンッ!!»
キ「なに?」
霊夢「あんたは…」
???「お待たせしてすみません、この場は任して頂きましょう。」
魔理沙「来てたのか、妖夢!」
妖夢「えぇ、さぁ、貴方達は行って下さい。」
キ「ほう、もう1人の参戦か。」
妖夢「正確には、私だけが、貴方と戦い、貴方を討ちます。」
キ「お前1人で、俺に勝てるって言うのか?」
妖夢「もちろんです、なんたって。」
妖夢「妖怪が鍛えたこの楼観剣に、斬れぬものなど、あんまり無い!」
そうして、狂気の殺人鬼の前に、1人の半人半霊の庭師兼剣術家が、立ちはだかった。
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