社長が24歳になったとしても私と同い年で要られているのはたったの二ヶ月…、ほぼ私が1個上じゃん。
っていうことを社長の車の助手席で悩んでいた。
「米田君、大丈夫?」
車のルームミラーで私の方を見ていた。
おそらく私がなにか悩んでいるのに心配したんだろう。
「あっ、大丈夫です。少し悩み事を…」
変なことで悩んでいるのに恥ずかしくなり、ルームミラーから覗かれているような社長の目を直視できなっかった。
「悩み事?僕に話してよ」
え。私はココロの中で固まっていた。
「もしかして、彼氏に振られたとか?あ、こんなのってパワハラって言うんだっけ。」
ほんとその通りパワハラですよ。まぁ、悩んでること自体は全然違いますけど。
「私、彼氏いませんし。そんな悩み事じゃありません。」
きっぱりと誤解を解くために答えた。
「ん〜。 もしかして事務所辞めようとしてる!? 」
ルームミラーから伝わってくる視線で訴えかけようとしているモノがちゃんと伝わった。
「違うことはないですけど、やめませんから。」
毎日毎日辞めようかって考えてるっちゃ考えてるけど…ね?
「辞めないなら良かったけど。なら、何に悩んでるの?」
「プロの精神科が聞いてあげるからさー」
精神科…だけど、私の“年”ってだけの悩みで相談していいの?迷惑じゃない?
「いいです。しょうもない悩みなので。」
今度はルームミラーの映る瞳を見て答えた。
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