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桜魔の国のお姫様

第2話 - 第2話　🌸🍒

2025年03月30日

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桜魔の国のお姫様第二話

杏奈「わぁ…！店がたくさん！」

弦月「どこから行きます？」

杏奈「うーん、甘いお菓子が食べたい！」

甲斐田「なら、こっちです！」

弦月「お嬢、離れないでくださいね！」

杏奈「えぇ！わかってるわ！」

弦月「すみません、あんず飴一つください！」

店の人「はい！」

杏奈「あんず飴？」

店の人「ん？お嬢ちゃん、初めてかい？」

杏奈「えぇ！」

店の人「なら、一個おまけしちゃおうか！うちの店のやつはうまいからな！」

甲斐田「え、いいんですか？払いますよ？」

店の人「いいの、いいの！好きになってもらえたら、それで満足だから！はい、どうぞ！」

杏奈「あ、ありがとう…！」

弦月「ここなら、食べてもいいですよ。」

杏奈「ありがとう！」

甲斐田「この赤いのがあんずで、杏奈様の杏と一緒なんですよ！」

杏奈「へぇ…！いただきます…！」

ﾊﾟｸｯ

杏奈「！！おいしいわ！とっても甘い！」

弦月「よかったです！」

甲斐田「おまけしてもらったので、まだありますからね！」

杏奈「♪♪♪」

弦月「そろそろ帰りましょうか！」

杏奈「もうそんな時間なのね…また来れる？」

甲斐田「もちろん！でも明日は僕も現世にいかなきゃ行けないので…」

弦月「僕も任務があって…」

杏奈「…ねぇ、現世って私も行けるの？」

甲斐田・弦月「へ？？？」

杏奈「私も現世に行きたい！！」

甲斐田「え、でも…！」

杏奈「現世には桜魔より魔が出ないんでしょ？安全だし！」

弦月「…晴くん、明日って…」

甲斐田「…ろふまおの収録。」

杏奈「お願い…！ｷﾗｷﾗ」

甲斐田・弦月「……。」

甲斐田「わかりました…！でも！向こうでは約束守ってくださいね？！」

杏奈「えぇ！約束するわ！」

翌日

弦月「じゃ、晴くん。杏奈様をよろしくね！」

甲斐田「うん！」

弦月「杏奈様、気を付けてくださいね！」

杏奈「大丈夫よ！約束は守るわ！」

弦月「それじゃ、行ってらっしゃい！」

甲斐田「はい。着きましたよ。」

杏奈「わぁ…！全然違うのね！」

甲斐田「すごいですよね、僕も最初は驚きました！」

甲斐田「それじゃ、行きますよ。これから仕事があるので、終わるまで待っててください！」

杏奈「わかったわ！それが終わったら、買い物とかもしていいのよね？」

甲斐田「はい！終わったら一緒に行きましょ！」

D「あ、甲斐田さん！お疲れ様です！」

甲斐田「お疲れ様です！僕が一番ですか？」

D「そうですね！…あれ？その子は？」

甲斐田「あ、説明します！えっと…」

甲斐田「ということなんで、収録が終わるまで部屋で待たせてもいいですか？」

D「わかりました！大丈夫ですよ！」

甲斐田「ありがとうございます！」

杏奈「ありがとうございます！」

甲斐田「それじゃ、少しお話してくるので、待っててください！直ぐ戻ってきます！」

杏奈「はーい」

甲斐田「あ、少し肌寒いので、羽織使ってください！行ってきます！」

杏奈「いってらっしゃーい」

数分後

不破「いやぁ、社長ともちさんが遅いなんて珍しいっすね！」

剣持「部活が少し長引いたんですよ。」

加賀美「私も、会議が少しありまして…」

不破「大変っすねー！」

剣持「ほら、甲斐田君待たせてると思うので行きますよ！」

加賀美「そうですね、あの人も研究に集中しすぎなければ早いですから。」

ｶﾞﾁｬｯ

杏奈「？」

加賀美「え？」

不破「ん？誰や？」

剣持「ロリ…？！」

加賀美「あ、やばい。不破さん、剣持さん押さえてください。」

不破「はーい」

剣持「くっそ！」

不破「結局誰なんすかね？」

加賀美「あ、でも甲斐田さんの羽織着てますよ？」

杏奈「……。」

杏奈（誰だろう？あの人達。なんか怖そうな人もいるし、逃げなきゃ！）

杏奈「ﾀﾞｯ（部屋を出る）」

加賀美「あ…！」

甲斐田「ふぅ…ん？あれって…？！」

杏奈「ﾀｯﾀｯﾀ…」

不破「あ、甲斐田やん」

甲斐田「ちょっ！ちょっとまって？！我が家名、甲斐田の名のもとーーーーー！（術で杏奈を捕まえる）」

杏奈「おわっ！」

甲斐田「杏奈様！約束守るって言いましたよね？！」

杏奈「だって、急にこの方々が入ってきて、怖かったから…！」

甲斐田「あー…それは僕が説明してなかったからですね…！勘違いして申し訳ありません。」

杏奈「こちらも逃げ出してすみません…」

加賀美「あの、甲斐田さん？この方は…？」

甲斐田「あ、すみません！説明するので、一回控え室入りましょ！」

剣持「で、そのロリ…女の子は？」

甲斐田「この人危なすぎるでしょ…この方は、桜魔のご当主様の娘さんです。これから、外に出るときはVΔLZの3人が護衛することになったんです！」

不破「ほぇ〜、それでここに連れてきたんや？」

甲斐田「そういうことです。急遽決まったので、事前に伝えれなくてすみません…」

加賀美「いえいえ！そういうことなら大丈夫ですよ！」

剣持「それで？収録終わったら桜魔に帰るの？」

甲斐田「いや、少し買い物したいらしいので、それが終わったらですかねー。現世での服も買わないとですし。」

不破「なら、俺等も一緒に行こうや！楽しそうやし！」

甲斐田「え？」

加賀美「まぁ私はいいですけど…よろしいのですか？」

杏奈「…甲斐田」

甲斐田「え？」

杏奈「この人たちは安全なのですか？」

甲斐田「はい！皆さん優しいですので、大丈夫ですよ！」

杏奈「…わかりました、いいですよ。」

不破「よっしゃ！俺不破湊！よろしくな、姫！」

杏奈「姫…？」

加賀美「私、加賀美ハヤトといいます。よろしくお願いしますね！」

剣持「剣持刀也です！名前は？！」

杏奈「杏奈です、よろしくお願いします。」

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