コメント
1件
好きですフォロー失礼します…
やっほー、いつきだよ〜
今回は、チャットノベルより普通のノベルの方が好きな人がいると思うので書いて行こうと思うよ〜
詳しく書いていくから少し長なるかもだけど許してね。
ノベルは初めてだから下手でもお願いします。
⚠️注意⚠️
腐向けでは無いよ。
消滅ネタです
ロマーノはいつも通り家でゴロゴロしていた。
仕事は弟のヴェネチアーノに任せている、と言っても別にロマーノが仕事をしていないという訳では無いのでいいかという思いだ。
プルルルルルルル
廊下にある電話から音がする。
生憎、ヴェネチアーノが仕事でいないのでロマーノが取りに行くしかない。
「めんどくせぇぞ、コノヤロー」
いやいやだが電話を取りに廊下へ向かう。
ガチャッ
「もしもし」
『ロマーノか?!』
電話の相手はいやという程自分が拒む、弟の友人ドイツだった。
「なんだ、ジャガイモ野郎か、弟はいねぇぞ。」
『違う!!』
いつもならそうか、と言って電話を切るドイツが珍しく否定したことに少し驚く。
『お前に頼みたいことがあるんだ!!
早くこっちに来てくれ!!』
「頼みたいこと〜?」
ドイツの言葉を繰り返してから、心当たりを探す。
「俺じゃなくて弟に頼めよ」
少し悪態を着いてドイツに話す。
『頼む!兄さんが大変なんだ!!』
「ジャガイモ兄貴が?!」
意外な人の名前が出てきて驚く。
しかし今は冬中旬、亡国やロマーノのような統一された国が消滅しやすい季節。
そうなると話が変わってくる。
「すぐ行く、待ってろ」
返事をしてから電話を切る。
部屋に落ちていたコートやパスポートなどの貴重品をもって急いで家を飛び出した。
遡ること30分前
ドイツは珍しくもぎ取った休日を満喫していた。
今の時刻は10時ちょっと過ぎ。
そろそろ兄のプロイセンが起きてきてもいい時間だ。
疲れているからかと思いほっといていたがそろそろ心配になってくる。
ガタンッ
部屋に物音が響く。
音がした方はプロイセンの部屋の方からだった。
やはり何かあったか、と思いながら急いでプロイセンの部屋へ向かう。
「兄さん、どうした!!」
「ヴェスト・・・」
プロイセンの声の方を向くと、そこには起こって欲しくない状況に陥っているプロイセンの姿があった。
「兄さん、これは・・・」
「あぁ、恐らくそれだ」
なんと、プロイセンの足の膝までが透けて消えかかっているのだ。
「俺が消滅しかけてる、」
「そんなッ・・・」
現実を受け入れられずに少しパニックになっているとプロイセンが痛そうに足を抑える。
「兄さん!!」
段々と足の長さが短くなっていくのを見て焦る。
「悪い、ヴェスト。体力が持たない・・・」
「待ってくれ・・・あぁああああ!!」
どうすればいいのか、分からなくなりながら働かない頭を最大限に回す。
消滅に詳しい国。
古い国。
「日本!!」
ドイツは急いで手元にあるスマホから日本宅に電話をする。
プルルルルルルル
ガチャッ
『はい、もしもし』
「日本、頼む助けてくれ!!」
『ドイツさん、どうしたのですか?!』
日本の声に少し安心しながら、今の状況を伝えようとする。
「兄さんが、消滅しかけてるんだ!!」
『なんと?!』
ドイツは声を振り絞って日本にお願いする。
「日本、どうにかして兄さんを助けてくれ。頼む」
そうすると少し間が空いてから日本からの返答があった。
『すいません・・・』
「えっ・・・」
断られたことで一気に不安と心配が押し寄せてくる。
「私では役に立てないかと」
「では、どうすれば・・・」
新しい策を考えていると日本の方から言葉があった。
『私には知識が浅い・・・
しかし、心当たりはあります。』
最後の希望を思いながら話を聞く。
「誰なんだ。」
『ロマーノ君です。』
意外な名前が出てきたことに驚く。
「ロマーノ・・・?」
『そうです。』
そういうと日本は理由を説明し始めた。
『あの人はなんだかんだ言って知識が豊富です。
それに、国の消滅をまじかで見たことがある人。
私より役に立つかと・・・。』
「そうか、ありがとう。」
短く日本にお礼を言う。
『ご武運を、』