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syu side
s「うぅ…(パチ」
s「ん……」
あ、俺昨日kzと一緒に寝たんだっけ…
s(でもkzがいない。執事だしな~…休みの日とかは結構いるけど)
それに、なんかぽかぽかする。
いつもより体が熱いし、うまく頭が回らない。
s(あれ、もしかして熱…?)
s「測んないと…」
そう言って立ち上がった瞬間、激しい眩暈に襲われ、倒れ込んでしまった。
s「うわっ…」
と、その時、ドアの外でこちらに向かってくる足音が聞こえてきた。
s(誰、だろう……)
ガチャ、と扉が開いた途端に、誰が入ってきたかは確認せず、俺は意識を手放してしまった。
s(んん…)
目が覚めるとベッドの上にいた。
さっきはベッドから降りて体温計を取ろうとして…
s(そこで意識が…あれ?)
なんでベッドの上にいるのか、と疑問を思い浮かべたが、すぐにわかった。
k「syu……」
kzだ。こちらを心配そうに見ている。
k「体、大丈夫?悪いところとか、気分は……」
s「うん、大丈夫…ごめん」
わざわざベッドに上げてくれたことや、額にはタオルもかかっていて、俺が起きるまで見守ってくれていたらしい。
そこにどうしても申し訳なさが湧いてくる。
k「熱にかかるのはしょうがないことだから、謝る必要ないよ」
k「早く治して、元気なsyuが見たいな!」
kzの無邪気さに呆気に取られていると、今度はfuが部屋に入ってきた。
f「だ、大丈夫、?」
r「これ、良かったら」
そう言って差し出してきたものは、スポーツドリンクや胃に優しい食べ物、温かいものまで入っていた。
s「ありがとう!」
r「俺ら、帰るからしばらくは会えないけど…主人に相談するから!」
f「fuでいいって。」
r「この中以外では敬語にしますよ…!」
f「えぇ~?」
…何見せられてるんだろう。
r「お昼くらいには出発するから!今まで泊めてくれてありがとう」
s「楽しかったな~絶対また来て!それか、そっちに行くから!」
f「いつでも来ていいように、準備はしておく」
k「俺も頑張ります。」
s「…ふふ、ありがとう」
ここまで会話を続けて、また意識を手放してしまった。
r「あ、疲れたかな…?」
f「そっとしておくのがいいからな。俺らは部屋から出よう」
r「分かった!お大事に」
f「kzも…宜しくな」
k「了解です」
s「スー、スー…」(眠
s「ん、…(パチ」
k「体…大丈夫?」
あ、さっきよりは楽かも…
s「マシ…になった」
看病してくれたおかげだな、と実感できた。
k「よかった、」
kzは安堵したような表情でこちらを見つめてくる。
k「あ、ご飯、食べれそう?」
s「…うん、お腹減った」
そういえば、朝から何も食べてないな…
k「持ってくる。あ、fu達もそろそろ行っちゃいらしいから、呼んでくる」
s「ありがとう」
s「…」
…kzがそばにいないと安心しないな、、
kzは俺と一緒にいてくれるだけで、支えになっててくれたんだ。
今日は風邪をひいているからなのか、メンタルが弱いというか…
いつもは大丈夫な事が、今日は大丈夫じゃない
s(でも、流石にこんなのわがまますぎるよね…)
あ~…kz、早く帰ってこないかな、、…
k「syu~?」
s「あ、kz…」
やっと来てくれた…
f「syu、大丈夫?」
s「うん、…看病してくれたから」
r「良かった…もう帰んないとだし、挨拶できて良かった」
s「また会いたい!」
k「すぐ会えるように計画しとく!」
f「じゃ、二人ともじゃあね!」
r「今までありがと~!」
k「あ、お見送りしてくる。後、ご飯食べれそう?」
s「あ、…うん」
お見送りは大切だもんな。…
また、居なくなるのか…
…だめだ、我儘すぎる。kzだって大変だし
s(でも寂しい…)
ダメだ、今日の自分はいつもとは違う。
いつも以上にkzに甘えたい……
投稿遅れました💦すいません🙇♀️
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