💜🩷です
体調不良、というより病みネタ、というか…
言語化するのが難しいです()
pixivにあげたものをそのままコピペいたしました
少し開いたカーテンから光が差し込んで朝を伝えられる。
今日も、1日が始まる。
隣にいる恋人に話しかける。
紫「らん、朝。」
桃「っん…」
紫「おはよ、起きれそう?」
桃「…」
首を横に振られる。
今日も無理らしい。
ある日突然、らんから光が失われた。
いつも見せてくれていた笑顔も、最近見てない。
起きられてもぼーっとしているだけで何もできない。突然泣き出してしまうこともある。
このレベルになるまで、らんが苦しんでいたことに気づけなかった自分が情けない。
紫「わかった。」
「どっか痛い?」
桃「あた、ま、」
紫「ん、そっか」
「薬飲めそうか?」
桃「の、める、」
紫「ん、偉い」
紫「俺今日ちょっと用事あるんだわ。すぐ戻ってくっから1人でいれるか?」
桃「…」
控えめに首を縦に振られる。
しょうがないか、と思い、ベッドから出る。
もう昨日の夜に支度はしたので、いつでも出られる。
紫「ん、じゃあ行ってくるな?」
「できたらでいいから、寝てろよ?」
桃「…」
「いって、らっ、しゃい、」
紫「!ん、いってきます」
らんが自分から話してくれた。
あまりにも久々なことで、つい頬が緩んでしまった。
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紫「らん、ただいま…って、」
「らん!」
桃「ひゅっ、はっ、いる、いるまっ、!」
紫「らん、大丈夫、俺はここにいるぞ?」
桃「っ、」
腕の中にいるらんの背中をさすって落ち着かせる。何があったのかはわからないが、ここまでらんが取り乱すのはきっと
紫「夢、見た?」
桃「…」
首を縦に振られる。
やっぱり。
今俺が言った「夢」というのはらんがこうなってしまった原因とも言えるもの。
紫「大丈夫、俺はここにいるからな」
桃「ん…」
ここまでらんが取り乱すのは久々だ。
久々だった分、疲れてしまったのだろう。
呼吸を整えて落ち着いた様子のらんは、俺の腕の中で眠った。
紫「ふぅ…」
「(今日はそば離れねえ方がいいな。)」
この前も同じ状況になり、らんをベッドに寝かせた後にお粥などを買いに行ったらまた取り乱してしまっていた。
「ここにいる」と言ったのに、いなかったことに不安を感じてしまったらしい。
ベッドに寝かせたらんを見ると、頬に涙が伝っていた。
紫「もう、泣くなよ。」
「俺はもう、お前が泣くところを見たくねえんだ。」
らんの頬に伝う涙を拭い、隣にもぐりこみ、らんを抱きしめた。
_______
ぷに、ぷに、
紫「ん…?」
桃「…!」
紫「らん何かしてた?」
桃「っ、」
首を縦に振られる。
頬をいじられていたような感覚がしたから、多分らんがやっていたのだろう。
外を見るともう陽が沈んでいた。
昼夜逆転してしまっているらんの1日はここから始まる。
紫「飯、食えそう?」
桃「…」
首を縦に振られる。
紫「お、ほんと?」
「よし、じゃあ作るか」
らんと食事をするのは久々だ。
とはいっても、らんは固形物は食べられないが。
どうしても吐いてしまうらしい。
だから、らんにはお粥を作る。
少しでも、栄養を取れるように。
紫「んしょ、」
くいっ
紫「んっ?」
飯を作りに行こうとベッドから降りると、後ろから服の裾を引っ張られる。
後ろを振り向くと不安そうな顔をして俺を見るらん。
紫「飯作りに行くだけだよ、」
桃「っあぅ…ふぇ…」
泣き始めてしまった。
不安にさせてしまっただろうか。
紫「おーおー、泣くな泣くな。」
「一緒に行くか?」
桃「…!」
起きあがろうとするらん。
ただ力が入らないようで、すぐにベッドに戻ってしまった。
紫「じっとしてろ」
桃「…?わっ、!」
らんの背中と膝に腕を回し、体ごと持ち上げる。
いわゆるお姫様抱っこ。
よくらんのことをお姫様抱っこするが、その度に軽くなっていて顔を顰める。
紫「たくさん寝れたか?」
桃「きょ…は、いっぱい、ねた…」
紫「お、よかった。」
この生活になってから、らんは寝不足だ。
1人じゃどうしても『夢』を見てしまうから寝れなくて、日に日に隈も酷くなっていった。
過呼吸だってよく起こすし、その分熱も出す。
そんな中で、俺と寝ると安心して寝れるようで。
少しでもこの隈が薄くなることが、俺の今の願い。
紫「…よいしょ、」
「ちょっと待ってろ」
らんをソファーに降ろしてキッチンへ向かう。
簡単なものだけど、食べれそうな時に食べさせた方がいい。
「イレギュラーな日々を君と、というキャッチフレーズでお馴染みの大人気6人組歌い手グループの皆さんが〜」
「君を導く一番星にもっともっと輝いて見せるから…」
ソファーでぼーっとしてテレビを見るらん。
果たしてこれは見ているのだろうか。
紫「らん、飯」
桃「ん…」
紫「まだテレビ見るか?」
桃「んーん…」
見ない、と言ったのでテレビを切る。
ぼーっとしているので話を聞いていたかわからないが。
紫「ほら、あー」
桃「あ…」
紫「どう?」
桃「おいしぃ…」
紫「お、よかった。」
桃「ん…もういらない…」
紫「ん、おけ」
「俺も食うから、ちょっと待ってろ」
らんの食器を置き、自分の食事を始める。
すちが作り置きしてくれた惣菜と、解凍した飯。
ほどよい塩っ気がめっちゃ美味い。
紫「よし、ごちそうさまでした」
「らん、ベッド行くぞ」
桃「ん…?ん…」
ぽやぽやしているらんを抱え、寝室へ向かう。
今日は抵抗しなかったな。いつもはベッドに行くの抵抗するんだけど。
紫「降ろすぞ」
桃「ん…」
紫「らん、眠い?」
桃「…」
首を縦に振られる。
らん自身から『眠い』と聞くのは久しぶりだろう。
紫「じゃあ寝ようぜ。そっちつめろ」
桃「んぇ…?ん…」
紫「きつくねえ?」
桃「ん…」
首を縦に振られ、抱きつかれる。
控えめに服を掴む仕草が可愛らしい。
紫「おやすみ」
桃「ん…」
これからもずっと、一緒にいよう。
暗闇から救えるまで。
どうでしたでしょうか…
私にしては長い方かと()
コメント
4件
時差コメ失礼します🙇♀️ この作品ほんとに好きすぎました! 今まで出会った中で1番ぐらいに好きです! 良かったらこれの🦈🌸ペアで 作って欲しいです! 突然のリクエスト失礼しました!
リクエスト失礼します! 💜くんが朝から体調不良でメンバーに隠して後からバレて実は◯徹目だったみたいなのお願いします!!◯の部分は自由でいいです
お話更新ありがとうございます!!最高でした😭