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6 - 第6話 信号機

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2022年02月19日

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確かあの時は3年前、僕が中学3年の時だった




とくに楽しい事もないのに過ぎてく日常


いつもみたいに母親に叩き起されて学校にむかった



ピッポーピピポーピッポーピピポー



ふぁ〜……眠い



ブロロロロロ



ガスくさぁ……


排気ガス少ない車選べよ……


「ゴホッゴホッ」


はぁ、臭すぎてむせる




?「くわぁ〜」

「眠い……」


?「ごめん、はやと!遅くまで相談乗らせちゃった……」


颯斗「全然大丈夫……むしろいい答え出せなくて申し訳ない」


?「優しいなぁ、ありがとう……///」

「あ、はやと!みてみて!てんとう虫っ」


颯斗「ちっちぇ〜、可愛いな」

「小さいところがあやなに似てる」


彩音「なっ!だれが背が低いよっ」



信号の奥に朝からいちゃいちゃしている男女をみつけた時



爆発しちまえ……なんて思ってた


でも




へへっ……可愛いなぁ´`*












「……可愛い」




︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎一目惚れ︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎




不覚にも笑顔が可愛いと思ってしまった


優しく話しかけてる君の声をもっと近くで聞きたいと思ってしまった


近くで笑顔をみたい


……触れたい


名前……彩音だっけ


可愛い名前だな




でも


この気持ちをどう受け止めたらいいのかが僕には分からない


薄々気づいていた、僕の設定は壊れてるんだって


きっとこの恋は叶わない




だから


遠くから君を見てよう




ピッポーピピポーピッポーピピポー



彩音「あ、そう言えば今日スタハ行こうよ」


颯斗「スタハ?いいよ」


彩音「やったぁ〜!!ありがとうっ」

「今日新作のフラッペ出るんだってっ」

―――― ――― ――。




「ベリーの香り……」



これは僕が君に片想いをはじめた日のお話

























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