また明日
私達は今年で高校3年生となり、ほとんどの子は働き始めるため,大学に行く子は少なかった。もちろん,仲良しのAちゃん、 B ちゃん,C君,そして私も卒業したら働くと決めていた。
「卒業したら仕事で忙しくなって,遊べる
時 間もなくなるのかなぁ」
「それは寂しいよな。」
と,Aちゃん達が話していた。でも後半年もあるから…と言っていたけど,あっという間に学園生活は終わってしまった。
卒業式では泣くことはなかった,でも4人で「これでこの高校で喋れるのは最後か…」
、と話していると涙がこみ上げてきた。
それから暫く3人と泣いて、家に帰る時間になってしまった。それぞれが帰ろうとしている別れ際に,Aちゃんが言った
「また明日、」
いつもの挨拶だ。本当なら笑顔で手を 振り,本当なら明日,窓から見える教室の中で話していた。でももうそれができない,この校庭で遊ぶことも少なくなる,勉強するのも最後になる、それが分かっていたから泣きながら手を振ったんだ―
娘が今年高校生になったから思い出した話。今AちゃんとBちゃんとC君はどこで
何をしているかは分からない。また会いたいなぁ
「また明日という」最後の嘘は, 私の心に残る言葉となった
コメント
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パクッた?wwwwwwww