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もうすぐ、ししゃのひになるばち。
ししゃのひは、しんでしまったひとたちにおいのりをささげるひばち。
わたしのなまえはばちきん。
おととい、ずっとごはんをあげていたからすさんがこのよをさったばち。
それはとてもつらくて、かなしくて、くやしいことだったばち。
………………。
バチキンは13年前も経った小さなノートを閉じた。
バチキン「カラスさん……今頃生まれ変わってるバチかね……?」
ボソッと呟き、答えの出ないカラスの転生先を予想した。
あのカラスは今頃、中学生の男の子なのか、カラスだから闇が深い職である殺し屋なのか、はたまた、死神なのか……
色んな考えが出てきて、バチキンはワクワクしてきた。
バチキン「あっ、そろそろお祈りの時間バチね。」
バチキンは席を立ち、部屋を出た。
席を立ったと同時に、紫がかった黒い羽根がヒラヒラと地面に落ちていることに気づかずに……